アトピー性皮膚炎とステロイド軟膏の正しい使い方〜知っておきたいポイント〜
アトピー性皮膚炎は、
多くの人が悩む皮膚トラブルの一つです。
私自身も
3年近く大人のアトピーに悩まされていたので、
その苦しさはよく分かります。
特にかゆみが夜になると強くなり、
眠れない日々が続くと本当に辛いですよね。
そんなアトピーの症状を和らげるために、
よく処方されるのがステロイド軟膏。
でも、「ステロイドは怖い」「副作用が心配」
といった話もよく耳にするのではないでしょうか?
私も以前は、
ステロイドを避けたいと思っていました。
しかし、正しい使い方をすればとても効果的な治療法なんです。
この記事では、ステロイド軟膏の使い方を、
わかりやすくお伝えしていきます。
ステロイド軟膏って本当に大丈夫?
まず、ステロイドって何?
というところからお話ししますね。
簡単に言うと、
ステロイドは炎症を抑えてかゆみを
軽減してくれる薬です。
これは、アトピー性皮膚炎の治療では
欠かせない存在です。
だけど、
「副作用が怖い」
「ずっと使っていて大丈夫?」
という不安を持つ方が多いのも事実。
実際、私も最初はそうでした。
それでも効果が感じられない場合、
実は使い方が間違っていることが多いんです。
ここからは、その正しい使い方についてお話しします。
ステロイドの適切な量はどれくらい?
さて、ステロイドを塗るときに
意外と知られていないのが、
どのくらいの量を塗るべきかということ。
少なすぎても多すぎてもダメなんです。
そこで登場するのが
「ワンフィンガーチップユニット」
という考え方。
これは、指の第一関節まで出した
軟膏の量が約0.5gで、
両手のひら2枚分の範囲に
塗れる量という目安です。
例えば、胸全体がかゆいとき、
ほんの少しの軟膏を使うだけでは
足りないことが多いです。
広い範囲には1〜2g、
つまりワンフィンガーチップユニット
2〜4回分くらい必要になります。
思っているよりもたくさん使うんですよね。
ステロイドの種類と塗る場所の使い分け
ステロイドにもいろいろな種類があって、
それぞれ強さが違います。
実は、ステロイドは5段階に分けられていて、
塗る場所や症状の程度によって使い分けが必要です。
副作用について心配なこと
ステロイドを使うとき、
やはり気になるのは副作用ですよね。
例えば、長期間使用していると、
顔の皮膚が薄くなったり、
毛細血管が浮き出ることがあります。
また、強いステロイドを顔に使うとニキビができることも。
そこで大事なのは、
症状が良くなったらステロイドの使用を
すぐに止めて、保湿剤に切り替えることです。
これで、副作用のリスクを下げつつ、
肌を自然な状態に戻すことができます。
ステロイドが効かない場合の原因
もしステロイドを正しく使っても
症状が改善しない場合、
いくつかの原因が考えられます。
たとえば、ウイルスや細菌、
カビの感染が原因の場合は、
ステロイドでは治りません。
また、ストレスが強いと
アトピーが悪化することもあります。
ちなみに私はステロイド剤は初めは効いたのですが
徐々に効果がなくなってしまってかなり困りました。同じような方はこちらを参考にしてください!↓
正しい使い方でステロイドを味方に
アトピー性皮膚炎の治療では、
ステロイド軟膏は非常に効果的なツールです。
でも、使い方を間違えると効果が出なかったり、
逆に症状が悪化することもあります。
今回お伝えしたように、
量や使う場所、期間を守ることで、
ステロイドは非常に頼れる薬になります。
副作用を理解しつつ、
医師としっかり相談して使いましょう。
そうすれば、
アトピーの症状も少しずつ和らいで、
日常生活を快適に過ごせるようになるはずです。
この記事を読んで、少しでもステロイドの不安が解消され、正しい使い方を試していただけると嬉しいです。アトピーのかゆみから解放され、快適な日々が戻ってくることを願っています。
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