りのべる

ミステリー、ホラー小説が好き。 読書後に感想などをノートにまとめています。 編み物も好き。

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最近の記事

【読書ノート】著:貴志祐介『十三番目の人格 ISOLA』

1996年刊行の『十三番目の人格 ISOLA』を読んだので、感想などを書きます。 ネタバレはなるべく避けています。 あらすじ 大地震の被災者の心のケアを行うため、由香里は西宮市で活動していた。 由香里の優れた共感能力が評判を呼び、心を閉ざす少女の担当も任されるようになった。 感想 貴志先生の長篇デビュー作ですね。 問題点が少しずつ見えていき、そこに立ち向かっていく様子がゲームのようでワクワクします。 ただ、話の進み方がちょっと断定的に感じました。 専門用語の解説が多

    • 【読書ノート】著:京極夏彦『姑獲鳥の夏』

      1994年9月刊行の『姑獲鳥の夏』を読んだので、感想などを書きます。 ネタバレはなるべく避けています。 あらすじ 怪しげな噂ばかり広まっている産院。 常識はずれの妊婦の話に興味が湧いた関口のもとに、件の病院を調査する機会が訪れた。 感想 何度も読んだ作品。 京極堂の講義めいた蘊蓄にも馴れてきて、その手腕というのか、話法が痛快にすら思えてきます。 聞き手に合わせて話しながら読者をも納得させてしまうあたり、驚嘆する。 京極作品といえば「鈍器本」としても有名なくらい頁数が

      • 斜め格子柄のベスト、前身頃を編む

        棒針でベストを編んでいます。 ウェアを編む際は後身頃から、というのがセオリーですよね。 私が今回取り掛かっている作品は、前面にのみ模様操作が入るもの。 そして、首もとをUからVに変更しています。 もとの編み図からちょこちょことアレンジを加えているので、変更部分を確認するためにも前身頃から編んだのです。 アレンジが上手くいっているかどうかは、結局、まだよく分からないのですが・・・。 一応はそれなりの形をしてるかな。 柄はくっきりと浮かび上がっていますね。 メロンパンみた

        • 【読書ノート】著:有栖川有栖『新装版 46番目の密室』

          1992年刊行の『46番目の密室』新装版を読んだので、感想などを書きます。 ネタバレはなるべく避けています。 あらすじ 推理作家のアリスと犯罪学者の火村はベテラン推理小説家・真壁聖一宅に招待された。 例年どおりの和やかなクリスマス・パーティとなるはずが、謎の焼死体が発見される。 感想 火村助教授が名探偵ぶりを見せる、最初の作品。 推理を披露するときの冷静な姿勢がカッコよく、派手さを抑えているあたりに魅力が溢れます。 もう、火村さん好きすぎて、誉め言葉しか言えません。

          【読書ノート】著:森博嗣『すべてがFになる』

          1996年発行の『すべてがFになる』を読んだので、感想などを書きます。 ネタバレはなるべく避けています。 あらすじ 国立N大学の犀川助教授と一年生の萌絵は愛知県・妃真加島に渡り、天才プログラマ・真賀田四季がいる研究所を訪れた。 そこで二人は殺人事件に遭遇してしまう。 感想 ミステリーではお馴染み、孤島で起こる人殺し・・・だけど、『すべてがFになる』には興味深いポイントが他にもたくさんある。 コンピュータの将来性に言及するなど理系の要素も多いけど、だいたい犀川先生が分か

          【読書ノート】著:森博嗣『すべてがFになる』

          【自己紹介】noteはじめます

          趣味が読書と編み物、りのべるです。 毎日読んだり編んだりしているので、記録としてnoteに書くことにしました。 好きなジャンルはミステリー、ホラー、SFとファンタジー少々。 棒針、かぎ針、レースがたまに。 本も毛糸も溜め込みがちなので、なんとか消化する日々です。 もはや、買い集めるのが趣味みたいになってる・・・。 好きなことを楽しんではいるのだけど、減らないことへのプレッシャーも抱えています。 出だしから躓いているような感じですが、なるべく記録をし続けたいです。

          【自己紹介】noteはじめます