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くそじじいに愛を込めて👴6

あれから長い月日が流れ、
色々な事があったような
悔しい思いをしたような
何度もくそじじいと言っていたような日々でしたが
いつしか一生懸命生きてきた父に対し感謝の思いに変わっていきました。
年老いて更に身体障害が残りましたが自宅で過ごしていた時のやり取りを振り返ります。
1人でも笑ってくれたり何か感じてもらえたら嬉しく思います。
(なーんて大袈裟だけど)

『買い物』

元来、私は便通が良い
そんな私に「・・浣腸買ってきて」と父からの依頼。
毎週、3箱程買って行かねばならない。
ちなみにノズル長めを要望。
レジでお会計をする際、心の中で「私は毎日、快便なんです!聞かれていませんがこれは私の買い物ではありません」と思っている。

次に水虫の薬。
「私は水虫になった事がないんです!聞かれていませんが私の買い物ではありません!」

私は芋が好きではない。
子供の頃、おやつにさつまいもをよく食べていたという父。
冬になると「芋!」「焼き芋買ってきて!」
レジでお会計する際、心の中で「聞かれていませんがこれは私の買い物ではありません・・」

あっ、芋はどう思われてもよいか。

いつか買い物が楽しめますように

         次回へ続く⭐

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