メンタル弱め、へそ曲がり。な子供達
私が働いている園は、給食室が真ん中にある。
登園から降園まで子供たちの様子が見える場所でもあるのです。
泣きながら来る子。ニコニコで来る子。
下を向いて来る子。誰か先生を見つけては挨拶してくれる子。
活動が始まる時間になると、だいたい決まった子が
かなりの確率でへそを曲げる。泣く。グズグズなのです。
気になって、気分転換によく給食室に遊びに来てくれるので
『朝ごはん食べてきたの?』
と聞いてみると、ほぼ毎日食べてる物に共通点があった。
グズる子の朝ごはん
その内容はだいたいこんなかんじ
ジャムパン
チョコクリームパン
乳酸菌飲料
共通点、わかりましたか?
そう。甘い物。
もっというと
甘味料。ブドウ糖果糖液。など
血糖値を爆上げしてしまう物ばかり摂取していたのです。
食物繊維もなし。
血糖値が急上昇すると下げようとインスリンが大量に出て
3~4時間後には低血糖が起きてしまう。
ちょうどその頃の時間に、グズグズ始まったり
ちょっとしたことで気持ちが下向きになってしまう子がいます。
感情を動かし体験が大切な時期
幼児期にたくさんの体を動かして
感情を動かすことが大切だと、よく耳にします。
たくさん走り回ったり、お友達との関り、
工作や歌の時間、いろんな活動を通して
たくさんの発見をしてたくさん心を動かしてほしい。
だけど、食のせいでグズグズしたり、ちょっとしたことで
へそを曲げてしまうのはもったいないと思うのです。
未来ある子供達へ大人ができること
それは食を選んで与えてあげること。
どんな食を与えるか。それは大人にしかできない。
子供が「最近、鉄分足りてないからレバー食べたい」
なんて言わない。
レバーも大人が与えないと、その存在すら知らないまま。
子供は大人に与えられたものしか食べられない。
食の視野、味覚の幅も大人次第になってしまうのです。
未来ある子供たちのために、私たち大人ができること。
それは、「身体と心にいい食を与えること」
だと私は思うのです。