丸顔でも親知らず抜いても変わらない愛



そう。
わたしは生まれた時からここ26年間、ずっと丸顔だ

ここ最近気づいたことじゃないので、
ずっとわかっていたことですが、朝鏡を見るたび、友達と写真を撮るたびに丸いなぁと感じる日々なのである。


そんな日常の中、この度わたしは右下の親知らずを抜くミッションに挑戦することになった。

(歯医者さん3件行って、抜いたほうがいいと言われたのでイタリアへ飛び立つ前に強制さようなら私の4本たち、である。)

当日、大学病院にいって歯を抜いてきた。

でも、みなさんご存知の通り、歯医者さんは麻酔の注射を痛がれば痛がるほど、
奥の方までグリグリとねじ込んでくる奴らなので

とりあえず、「うっっ」という声にならない声を出しながら適度に痛いアピールをしつつ注射に耐えて見せた。

「大丈夫ですかー?」

と聞く医者には平然とニコっとしてやりましたよ。
あーぁ痛い痛い涙目


そして、顔にカバーを被せられて、施術スタート。

ビクビクびびりまくって、汗ダラダラ、
鼻の下にうっすら汗をかくので恥ずかしい。


先日の友人との待ち合わせに向かう途中に

「もうすぐ着くよ、今日ばり暑い、めっちゃ汗かいた」

とLINEをしたら

「鼻の下に汗かいとるやろ?」

と見透かされるくらい、鼻の下に汗をかきますが
これは友人限定で恥ずかしくないのであって、
他人の前では恥ずかしい極まりない。


そんなことを思い出しつつ、
施術が進むと鼻をツーンとする匂いがした。
それは眼鏡屋さんの焦げた匂いだった。

つまり、歯を切る匂いと眼鏡屋さんの匂いは、ももかの体感調べではイコールで繋げることができる。


そんなこんなで頑張りました。
すぐ終わるからと勇気づけてくれた先生ありがとうございました。

ミッション成功。
親知らずを取って帰りました。


翌日、まぁ右頬がぷくっと腫れていること。

まあるくて、あめちゃんなめとるみたいな。
ずっと飴を舐めてるみたいで、
食いしん坊そのものでした。

まぁ2歳の頃から2歳年上の兄のチョコレートを
奪って食べていたジャイ子行為をするくらいの生粋の食い意地の持ち主なのは否めないが。

そこで何を思ったのか、実は結構お笑いに生きたいタイプなので
(実はってなに)

記念にと何枚かパシャパシャ写真撮った。

結構腫れてて、痛そうな写真が撮れた。
本当にまんまるの、ハムスターの写真だ。

これを1発笑わせてやろうと友人に写真を送りつけてコメントを待った。
いい迷惑だ。

数分後、

「一瞬どっちのほっぺがわからんやった」

と。


いや、あなた正直ね、
その通り、痛そうだけど、あれ、左頬こんなに丸かったかな

^_^

おいおいふざけるな、こちらは注射3回して
眼鏡屋さんの匂いにも耐えて
痛み止めも抗生物質も飲んどるんや。

右は痛いから丸い。
左は痛くないのに丸い。
なんこれ。

親知らずを取って達成感はあるけど、
丸顔の事実を目の当たりにした日になった。

丸顔をアイデンティティとして生まれたからには
このまま丸っと愛してやる。
くらいの勢いで生きられるように
自分を認めてやりたい。

ジャイ子系少女だったことは素直に認めているから、
認めようと思えば案外簡単なのかもしれない。


知らんけど


最後に、イタリア人彼氏にも念の為お送りした。

「わぁ、綺麗!full moonみたいだね♡」



そう彼はあの食べて、歌って、愛してで有名な国の出身なのだ。

彼にかかればどんな事故写真も
ロマンチックの魔法にかかってしまうのだ。

今日もロマンチックな魔法使い


褒め言葉かどうかは絶妙なラインであるが、
たくさんのアモーレをありがとう。



では、また!

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