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ニュージーランドでのワーホリ体験記

 今回はワーキングホリデー制度を利用してニュージーランドへ渡航した体験を書いていきます。
 子どものころから「海外に住んでみたい」という憧れがありました。それに加え「生の英語を勉強したい」という思い、そして前回の記事で書いたとおり日本の古い体質に嫌気がさしたことが重なり、思い切ってニュージーランドへワーキングホリデーに行くことにしました。


教科書英語と現地英語のギャップ

 現地で生活してみて、日本で習った英語に違和感を感じ始めました。日本で覚えたフレーズをそのまま使っても、ネイティブには「?」という顔をされることがしょっちゅうでした。
 例えば、中学の教科書でおなじみの
「How are you?」→「I’m fine, thank you. And you?」
ですが、ネイティブはこんな言い方をしません。実際は、
「Hi. How are you?」→「Good, thanks.」
くらいが普通です。
 また日本では「テイクアウト」と言いますが、ニュージーランド(イギリス英語)では「take away」です。語学学校のテストで間違えてしまいました。
 生の英語はスピードも速く、スラングも多い。最初は何を言っているのかさっぱりわからず、戸惑いの連続でした。

日本とは異なる習慣と文化

 ニュージーランドの生活は、日本とはまったく違うものでした。特に驚いたのは、全体的に「のんびり」していること。仕事も生活も、日本のように時間に厳しくなく、多少の遅れは気にしない。「マイペースで生きる」ことが当たり前の文化でした。
 金曜日の午後になると、スーツやきれいめの服を着た人たちがバーに集まっているのを見て驚きました。ホストファミリーに聞くと、「金曜の午後から飲みに行くのが普通よ」とのこと。そして週末は家族と過ごすのが一般的で、ビーチに行ったり、BBQをしたり、DIYを楽しんだりと、とても素敵な文化だと感じました。

日本人同士でつるむ意味がわからない

 ワーホリ生活を始めて感じたのは、せっかく海外に来たのに日本人同士で固まっている人が多いこと。もちろん日本語で話せば楽だし安心感もあります。大学生のときは私もそうでした。でも私は英語を勉強しに来たのだから、できるだけ外国人と関わるように心がけました。現地の友人を作るのは簡単ではありませんでしたが、積極的に話しかけることで少しずつ輪が広がっていきました。

英語力の変化

 最初は映画を観ても半分も理解できませんでしたが、半年ほど経つと現地の人の雑談がなんとなくわかるようになり、ニュースも理解できるようになりました。
 ただ悔しかったのは、英語で『ハリー・ポッター』を読んでみたものの、半分も内容がわからなかったこと…。帰国後に日本語版を読んで、やっと「ああ、こういう話だったのか!」と理解できました。

最後に

 ワーホリに来て英語を勉強するなら、日本人同士で固まるのはもったいない。最初は大変でも現地の人と話す努力をすれば、確実に英語力は伸びるし、異文化を深く知ることもできます。自分が何で渡航したのか、目的意識を持って生活することをおすすめします。もちろん海外生活がやりたいだけなら、日本人コミュニティに入るのもいいと思います。
 半年ほど経ち、現地の会話が自然に聞き取れるようになったときは、本当に嬉しかったです。やっぱり、実際に飛び込んでみることが何よりの成長につながると実感しました。
 そしてまだ海外生活を続けたくなり、次のステップとしてオーストラリアのワーキングホリデービザを申請することにしました。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。
そして私が渡航したのは10年以上前なので、今は違った見方があるかもしないし、環境が変わっているかもしれません。その点ご了承ください。

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