見出し画像

ニュージーランド滞在記つづきの話①

 こんにちは。今回はオーストラリアでの体験記を書こうと思っていました。しかし前回の記事を読んでくださった方から「もっとニュージーランドでの生活が知りたい」「どうやって外国人の知り合いを増やしたのか」というメッセージをSNSにいただいたため、今回はニュージーランドでの生活についてもう少し詳しく書いていきますね。うれしいメッセージありがとうございました!


到着後から2ヶ月目まで

 準備期間としてオークランドでホームステイをしながら語学学校に通いました。ホストマザーは30代独身の女性で、お姉さんのような存在でした。食事は簡易的で、オーブンで魚と野菜を焼いたり、朝食はパンにジャムや牛乳。期待していたベーコンエッグではなくて意外でした。

 着いた翌日にホストマザーとオークランド市内を車でドライブしましたが、坂の多さに驚きました。しかもマニュアル車のため、止まると微妙に後退して怖かったです。そしてニュージーランドでは「週末にスーパーで大量購入」が一般的でした。レジのベルトコンベアーで一気に晴らせ、最後に一緒にお会計。比較的あっさりしたシステムでした。でもみんな大量に買うので、スーパーでの食料購入は時間がかかりました。
 スーパーに行くとその国の食文化がみえていきますよね。ニュージーランドにかぎらず海外だと基本的にどの商品も日本より量が多いです。 ヨーグルトは1kg、パンも大量に入っています。 逆に小さいサイズのものは割高でした。
 滞在から2週間ほどたったとき、そろそろ次に住む場所を考えなくてはならなくなりました。ホームステイ先との契約が1か月だからです。ホストマザーは「週●●ドルで、2か月以降も住んでいいよ」と声をかけてくれましたが、シティから遠かったこと、そして別の地域にも住んでみたいという気持ちがあったため、新しい住まいへ移ることにしました。
 探し方はネット、掲示板、知り合いの紹介でした。ホームステイ先を引っ越しすることになりましたが、ホストマザーとの交流はその後も続きました。とてもフレンドリー、面倒見のよい方で、 素敵なご縁に恵まれたことに心から感謝しています。

2か月目以降働く

 語学学校を卒業間近に控え、焦る気持ちで仕事を探し始めました。求人の探し方は、ネットや掲示板。これはフラット探しと同じ方法でした。 ただ現地では「経験がなければNG」という厳しい現実がありました。 日本では未経験OKのアルバイトも多いですが、ニュージーランドをはじめ海外では経験が重視されるのは確かです。日本食レストランは日本人スタッフばかりだったので避け、現地の方が経営するカフェや飲食店を探しました。
 ようやく理想のカフェにめぐり合い、電話。いざ面接へ。
面接では、「朝早いけど、大丈夫?遅刻したらお客さんには迷惑がかかるけど、本当に大丈夫?」とかなり念押しされました。幸いなんとか合格。やっと仕事が決まり安堵しました。

ニュージーランドの朝は早い
 夜10時には住宅街が真っ暗になるほど、早寝早起き文化が根付いています。そのため、カフェには朝6時半からお客さんが来店し、コーヒーを買っていきます。時には6時半前にいらっしゃることも。カフェで働くことで、ニュージーランド人の「コーヒー文化」を肌で感じることができました。

 日本では一度会社に行くと昼休みまで外に出ないのが普通ですが、ニュージーランドでは仕事の合間にコーヒーを飲みながらのんびり過ごす人が多く、ゆったりとした雰囲気がうらやましく感じました。さすがコーヒー文化と思ったのが、1日に4-5杯買いにくるお客様がいらっしゃること。朝、10時、お昼、午後14時、そしてまた夕方など。たまにスタッフの休み等の関係でカフェ閉店まで働くこともありました。その関係で、お客様と1日に5回会うことも。
 一番驚いたのが金曜仕事終わりのこと。通りかかったバーに、オフィス姿の人たちがワインやビールを飲んでいる姿。私は朝早いシフトだったので、午後2時には終わります。帰り道にそんな姿を見かけたのです。ホストマザーにも思わずテキスト(携帯からのメール)し、カフェのオーナーにも翌週会ったときに聞いてしまったほどです。ニュージーランドではそれが普通なんだそうです。なんともうらやむ光景でした。日本じゃ絶対にない。

職場では英語の日々
 カフェには日本人スタッフもいましたが、オーナーがニュージーランド人だったので、公用語はもちろん英語。 最初は日本人同士で英語で話すのがなんだか気になったんですが、だんだん慣れてきました。 オーナーが現地の方だったおかげで、文化や生活について疑問があればすぐに聞くことができ、良い環境だったと感じています。

 カフェでの仕事を通じてニュージーランドの文化を肌で感じることができましたが、実はそれだけではありません。現地での生活を通じて、どうやって外国人の友達を作ったのか、週末はどのように過ごしていたのか、日本との違いを感じた場面など、まだまだ話したいことがたくさんあります。次回はそんな体験について書いていきますね。お楽しみに!


いいなと思ったら応援しよう!