対話について
今日は、対話について考えた。
フィンランドのトム.アーンキルさんは、オープンダイアローグの提唱者だ。
私は常々人はみんな違って、同じものを見ていても、感じ方も考え方も違うということを肌で感じている。
例えば、お茶の世界ではお濃茶がいちばん美味しく飲めるようにと、茶事をして(食事を振る舞って)お腹に少し入れてからお濃茶を出す。これはお濃茶を空腹で飲まないほうがいいからだ。そのようにしてお濃茶を振る舞うことが最高のおもてなしだと考えられている。
でも、お茶に興味が無い人はそんなことをされるより、いろんなゲームが遊べる空間だったり同じ仲間と話せる場所の方が居心地が良いかもしれない。
どちらが、よりその人のためになるかはその人でないと分からないと思うし、その人たちは、今多様な考え方や、ものの見方をしている。
そんな多様な考え方の世の中で相手を知るにはどうしたらいいか。私は対話がいいと思ったが、ただ単に対話といっても伝わらないかもしれない。
いいなと思ったのは、「あなたはなぜそういう考えにいたったのですか」と、何があなたをその考えに導いたか聞くことが相手を知るにはとても良い方法な気がした。
例えその人とある事柄で意見が割れたとしてもその人の考えを受け入れやすくする材料になると思う。そのような対話を広めていくことはとてもいいことだと思った。