気になるニュースを少しだけ掘ってみる。@ベビーパウダーの発ガン性問題
ニュースを見てるとたまにドキっとするのありますよね。
いつものようにニュースサイトをチェックしてるとこんなのがありました。
・・・って売ってるんかいっ!?
ジョンソン&ジョンソンのベビーパウダーといえば、まぁ、メジャーですし。多分、子供のころ使ってました。あせもとかでよく。。。
実際、内容読むと日本では発売されているし、
継続して販売されるような感じです。これだけ読むと心配になりますよね。
なんせアスベスト(石綿)は、なかなか凶悪な発ガン性物質なので。
まずは出典確認
共同通信、時事通信、ロイターなど通信社が報道して、
毎日、日経、産経あたりの新聞社が記事にしてますね。
ということで出典に問題はなく、事実なんでしょう。
ただ、内容はほとんど同じでタルクを使ったベビーパウダーを全世界で販売中止。コーンスターチを原料に切り替えるという内容。
本当は英文でも検索すべきですが、今回は省略。
ちょっと掘ってみる
とりあえず簡単なところで、google先生の検索オプションで、
1990年から2022年8月10日までを設定。
つまり、最新のニュース以前にニュースになってるかを調べます。
2016年6月15日
ありますねー。
2016年6月15日にニューヨークタイムズの記事を東洋経済が掲載してますね。
長いので要約すると、タルクのパウダー使ってる人に有意にガンが増えたよ、でも原因がタルクなのかどうかはいまいちはっきりしない。
って内容。
2020年5月
少し時間を進めると2020年5月にもニュースが出てますね。
J&Jが北米、カナダでベビーパウダーを販売中止にするという記事。
理由はコロナによる製品の再編と書いていますが。さて。。
こちらはJ-castの記事。やはり2020年5月。
このJ-castの記事を読むと少し安心します。
厚労省が1987年にベビーパウダーの品質保証についてという通達を出しているようです。
その通達以後、アスベストの報告はない。とのこと。
逆に言えばこれ以前のものは少量のアスベストが検出されたともあります。
実際、2012年に和光堂が、シッカロールによる発ガン性の問題にプレスリリースを出してました。
<4D6963726F736F667420576F7264202D2048508C668DDA95B68F9181698A6D92E894C5816A2E646F63> (wakodo.co.jp)
結論
とりあえず現時点では、この問題は認識されていて、
対策も取られているから、現行販売されている製品は、
さほど問題ないかなって感じですね。
BBCの今回の記事見ると1971年には問題としてJ&Jが把握していたと書いてるので、J&Jまじ最悪って感じですが。。。
大企業の味方するわけでじゃないですが、多分安全管理や品質管理の企業の担当者はタルク単体の安全性は調べてたけど、
まさか近い地層からアスベストが混入するとは把握できなかったんでしょうね。
ただ、やり口は最低で、訴訟担当の別会社を作っておいて、破産させるという手口。本当に最低です。もう買いません。
って、1987年に日本で問題が表面化したってことは、
そのころワタクシ11歳。
思いっきりアスベストが入ってたかもしれないベビーパウダー使ってましたね。残念。。
このニュースを見て、療養中に見た「ダークウォーターズ」を思い出しました。とってもお勧め。
映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』公式サイト (dw-movie.jp)