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使い捨てが私を助けてくれてる。

7年前。
今のマンションを中古購入、フルリフォームし、住み始めました。
解体撤去で、すべての壁、床下配管も剥がされ、躯体のみになった灰色な空間が、懐かしく記憶から浮かびます。

リフォーム工事中は、
「ダイニングテーブルは新調しよう、無垢材で。」
「収納ケースはこれ。サイズが丁度よい。」
「ベッドフレームも無垢材。」
など、
買い物リストと断捨離リストを眺めワクワク。新生活あるあるですね。

この工事。
母の経営するリフォーム会社で施工をお願いしました。なので母と私の日常会話は、ほぼ打ち合わせの内容で埋まっていたな。楽しかった。

あるときキッチンの話に。
既製ではなくオーダーメイドキッチンなので、すべて私の動きに合わせられます。
母が考え作成してくれたキッチン立面図。
そこには備え付け食洗機が描かれていました。

「食洗機、付けない。」
「え!食洗機、便利だよ。」
「いや。要らない。」
私は食洗機却下。

母は、時間のむだを無くしたい娘に食洗機は必須だろう、と考えてくれたのでしょう。
たしかに私は、”時間もったいない“発言をよくします。

なのになぜ却下か。
『食洗機に入れる手間さえ省きたい』が答えです。同感、という方いらっしゃいますか?

断捨離が研ぎ澄まされていた、のでしょう。
引越し準備中、脳内は絶賛断捨離モード。

食洗機に入れるコツ、なるものがある。
そのコツを習得するより、違うもの習得したい。
食洗機に入れてる時間、家族と会話をしたい。
食洗機のメンテの時間、身体をメンテしたい。
(おまけ。食洗機の音をさせたくない)

いろいろな勘案が瞬時に浮かび、
「食洗機、付けない。」と決めた。

とはいえ”食器を手洗い“も同率1位で省きたい。

こうして”使い捨て“食器に帰結しました。
今はプラスチック問題で、プラスチック製品の消費低減が進められていますね。
私は使い捨てはバガス製を使用しています。エコで良き♪


母が立面図で描いた食洗機のスペースには、今使い捨て食器が収納されています。


(手洗いするしかない調理器具もあるな。ここは省けないところか。)
など、省こうとする思考は今も止まってません。
他のことに対しても。

省いて、大切な人(自分も含め)に時間を投下したい。家族と、大切な仲間に。

書きつづって思考が削ぎ落とされた今、残った感情があります。
ご飯を作ってくれた母。
その母に、
もう何の心配もない”安らげる場所”をつくり、
保守するのが私の使命。

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