『伝わるのは1行』 田口 まこ
これは読んで良かった。
分かりやすく、使いやすく、タメになる。
ざっと自分に役立てやすいように要約してみた。
1行にする4ステップ
1. 絞る
ターゲットを絞り具体的な人物像をつくる。
・性別 ・年齢 ・職業 ・家族構成 ・趣味 ・交通手段
・朝は何時に起きるのか ・朝は何時に家を出るのか
・空いた時間は何をしているのか ・何時に家に帰るのか
・テレビは何をみるのか ・夕食は何を食べるのか
・何時に寝るのか
2. 広げる(文章・言葉)
伝えたいことをとにかくたくさん書き出す。
(ここでは、ターゲット無視で書き出す)
・関連する言葉 ・言いたいこと ・連想させるもの
・イメージ など思うがままに書き出す
3. 選ぶ
ステップ2で出てきた文章や言葉をカテゴリで分ける。
↓
ターゲットに合うカテゴリを選ぶ。
↓
カテゴリの中の文章を選ぶ。
4. 磨く
ステップ3で選んだ文章を磨く。
(魅力をプラスする)
①助詞を抜く「て・に・を・は」
例 ○ふしぎ発見 ×ふしぎを発見
②入れ替え
例 ○見てくれ この未来 ×この未来を見てくれ
③繰り返す(言葉・リズム)
例 ○もっと早くもっと遠くへ(繰り返す)
○セブンイレブン良い気分(韻を踏む)
④掛け声
例 ○さあ 出かけよう ○お〜い お茶
⑤字面
字面を考える。
ひらがなが良いのか、漢字が良いのか、カタカナが良いのか。
ひらがなは柔らかくカジュアルで若いイメージ
ひらがなにすることで漢字以上に意味を曖昧にする効果がある。これを利用してあえてひらがなで読者に漢字で受けるイメージを回避して言葉を伝えることができる。
漢字は固く上品で大人のイメージ
あと漢字には強調される効果もある。言葉のイメージを出したい強く伝えたい時は漢字が有効。
カタカナは見た目を整える効果
改行で読みやすくする
「、」は息継ぎのタイミングに入れると読書時にリズムが整う
⑥掛け算わざ
言葉+写真や画像
この場合は写真でわかることは言葉にしない。
例 ○澄んだ空気、暖かい風 ×青い空、白い雲
⑦対句わざ
一見意味の違う言葉を上手に使って意味を持たせる。
○みんな違ってみんな良い ○失敗は成功のもと
番外
シズルワード
味覚系 「こくうま」「極うま」
食感系 「もちもち」「とろける」
情報系 「贅沢な」「焼きたて」「本格的」
オノマトペ
「じゃんじゃん」 「ザーザー」 「ニコニコ」 「ニヤリ」
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