貧困に苦しむ大学生の現状
助けたいんじゃーの紹介
静岡県立大学学生助けたいんじゃーは2021年8月から津富先生と、様々な学部の県大生8名で活動を始めた団体です。
新型コロナウイルスの感染拡大により学生の貧困がますます深刻な問題となり、私たちは、世の中に県大生の現状を訴える必要があると考えてこの活動を始めました。
活動内容は、学生の貧困の実態把握、情報発信の主に2つです。
実態把握としては、お金に関すること、心身のこと、学校・生活のことという主な3つの内容に基づいてインタビューをしています。
情報発信としては、Twitterで他の大学の貧困に対する取り組みを紹介したり、交流会への参加、学校関係者が集まる静岡県教育の集いで取り組みの紹介をしてきました。
今後は、県会議員の方と協力しながら、具体的な支援や制度の確立に取り組む予定です。
困っている学生への皆様からの支援もお待ちしております。
https://docs.google.com/document/d/1lff_FJiV3F4kOifOFw6c3_6MJ9pKu5meX477JxrhWs0/edit?usp=sharing
私の思い
「実習で、バイトが禁止になったんだ。今月の食費どうしよう」
学生助けたいんじゃーの雪だるま⛄です。
私が「助けたいんじゃー」の活動を始めたきっかけは、看護学部の1年生の友だちのこの言葉です。
彼女は、昨年の4月に入学し、アルバイトで、食費と生活費を賄いながら、一人暮らしを始めたところでした。入学して生活にも慣れてきた5月、突然、学校からコロナ渦における病院実習を行う条件として、実習前の2週間と実習期間中の合わせて約2か月間、アルバイトをしないようにと言い渡されました。
彼女はただただ驚き、途方にくれました。
コロナの情勢を考えると、バイト禁止自体は仕方のないことです。しかし、金銭的な補償や生活の相談は、学校側から行われませんでした。
「バイトができないから、お金をください」と親に言うことができる人もいますが、できない人もいます。彼女をはじめ、入学してすぐの1年生は、まだ4月分の給料も手元にありません。実習期間がもっと長い3年生は、半年間もアルバイトを禁止されました。
コロナ以前から、理系の学生は、実習や研究で忙しく、アルバイトの時間を確保できない人が少なくありません。文系の学生にも、アルバイトに追われて大学生活を終える人もいます。
学びたいという希望を持って進学した学生が、安心して大学に通い、大学生活が豊かに過ごせる社会を望みます。