傍観者
仕事のストレスを抱え、帰ってきた日は
さすがにいつも元気なわたしだって病むことはある。
たまたまそう行った日と子どもの負が重なった時は、連動してさらに堕ちる。
家族とはそんなものだ。
最近あった中3少女の通魔刺傷事件。
うちのお姉ちゃんが、その事件をきっかけに
精神状態が不安定になっている。
たまたまうちの下の階に住んでいて、問題沙汰の多い家庭が似たような家族環境だったことが原因にある。
下の階の子がわたしを襲ってるくるかもしれない。怖くて眠れない。
物音に敏感になってる。
体は休んでるのに脳が休ませてくれないんだ。
そんなことを言い出した。
え❔
正直、理解できなかった。
遠く離れた場所で起きている事件に、
過敏に反応してしまっているこの状況は、
子どもの状態が悪化していることを示唆した。
急用ができたのでお休みします。
わたしは、仕事を休んだ。
普段、子どもからなんの話もなかったと言えばたしか。
でも、子供の話に耳を傾けることを近々疎かにしていたことに気がついた。
自分のことに精一杯で、子供に目をかけていなかった。
まさかそんな恐怖概念に囚われているとは思いもしなかった。
日常の些細な出来事でさえも、過剰に反応するようになってしまった原因は処方された薬が原因かもしれない。
子供には目を向けて手をかけないって聞いたことがあるけど、こうゆうことだとおもう。
いくら自分が大変でも、子供には目をむけていないと何が起きているか何が起こるかわからない。
傍観者と思っていても、
当事者になる場合も被害者になる場合も少なからずある。
普段の行いが、いかに大切か。
身をもって感じた。
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