見出し画像

ボブ・ディランのプラネット・ウェイブス。


来年、ディランの、若かりし頃を描いた映画が公開になるとか。
ちょっと楽しみ(^^)

僕がディランを聴き始めたのは今から30年前のこと。
同居していた彼女に出ていかれ、ひとりぼっちのアパート、東京の灰色の冬空の下、これからどうしようかと途方に暮れていたとき、先輩から借りて良かったCDがディランのベストだった次第。風に吹かれて、時代は変わる、ライク・ア・ローリング・ストーン。つまり、頭をガツンとやられたのです。
もともと村上春樹の小説が好きで、良くディランの歌が引用されていたからなのか、古い音や歌に抵抗もなく、すんなり行けたのがいまでも不思議。
で、プラネット・ウェイブス。
先日、ヤフーで最初に入札したらその後競合なく安価に落札。
白いレコードは茶シミや汚れがひどいことが多いけど、ジャケットも日本版解説も綺麗。音もそれなりに良いので、ありがたいの一言。
日本ではあんまり人気ないのかな?

ディランはカメレオンのように変遷を繰り返し、神出鬼没。聴く方も相当の覚悟が必要ですが、このあたりの時代から落ち着いた歌も出てきて、しみじみと聴けるものが多くなります。
このアルバムのバックには僕史上最高のロックバンド、ザ・バンドが参加してるのも影響してるのかも。
ここには世紀の名曲はないけれど、焚き火のように揺ら揺らとした明るさと暖かさ、お母さんが作るいつものカレーライスのような味わいの音楽が詰まってます。

これが好きになった人はザ・バンドやヴァン・モリソンなどを聴かれることを切にオススメ(^^)

余談ですが、ヴァン・モリソンもいきなり聴くのはちょっと難しいかもなので、ケネス・ブラナーの映画「ベルファスト」をオススメします。


いいなと思ったら応援しよう!