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【記者日記】兵庫県知事選について、各所に聞いてみた
かわすみかずみ
このところ世間を賑わせている「兵庫県知事選」の公職選挙法違反について、Xやユーチューブなどで多くの方が発信している。折田楓氏のメルチュという企業が、斎藤氏のSNS戦略を仕事として請け負い、金銭をもらっていたことが発覚。斎藤氏を支持していた人々の中で、掌返しを行うものも出た。斎藤知事は会見で、「公職選挙法に違反するようなことはしていません。代理人の弁護士が対応の準備を進めています」という答えを繰り返すのみだった。
筆者は兵庫県選挙管理委員会(以下選管)に今日、問い合わせを行った。選管に通報がたくさんきているか?という問いには、「数は把握していないが、たくさんきている」と答えた。選管としてどのような対応をするのか?と聞くと、「選挙管理委員会には取り締まりの権限はありません。なので、私たちにできることはありません」という。選管によれば、同委員会で禁止できるのは、違法なポスター掲示(必要な情報が未掲載、もしくは掲載すべきでない情報が載っているなど)くらいだという。公職選挙法違反については、県警に聞いてほしいとのことだった。対応した女性職員は疲れているのか愛想がなく、ぶっきらぼうだった。奥の方からは、男性の声で電話対応している声が聞こえ、たくさんの電話がかかっているだろうことが見て取れた。
兵庫県警の広報課から、公職選挙法を担当する捜査2課に掛けるよう言われ、再度架電。捜査2課の次長につながった。次長は「なにもお話できることはないんですよ。捜査に関することは言えないんです」という。斎藤知事の公職選挙法違反についての通報がきているかどうかは言えますか?と聞くと「それも言えません」とのこと。今後の動きは?との問いには「逮捕など大きな動きがあれば広報課から公表します」と述べた。
警察に電話したときに、「所在確認するので、新聞社に電話しますね」と言われたことは、少し情報通の方なら想像がつくだろう。これらの情報だけでも、兵庫県庁の中が混乱していることは想像に難くない。