[ナマリエ] Happily ever after:8話
ナマリエはすっかり気力を失い、地面にへたり込んでしまった。
森に入った後、再び抜け出す道を探そうと歩いたが、いくら歩いても同じ場所をぐるぐるとさまよっているような気分だ。
そんな彼女の様子をフィルモが察したのか、彼は座れそうな空き地が現れると同時に、休憩しようと提案してくれた。
固執する気力もなかったので、ナマリエはただ頷いた。
冷えた空気と海水に濡れた服が肌へ当たり、急激に体温が下がり始め、肌は青白く冷え切っていた
フィルモは心配そうに言った。
『火を焚いた方がいいと思