見出し画像

神経・生理心理学 第1課題     第4⃣設題(聖徳 通信)【評価S】

《問題》

5つの設題のなかから1設題ずつ選択し論述せよ。
※第1課題と第2課題、各1600字で解答してください。
①神経心理学の研究分野について論述せよ。
②大脳皮質における部位の区分方法3種類(葉、領野、ブロドマンの脳地図)を挙げ、説明せよ、なお、葉と領野については、各部位における大脳皮質の機能についても説明せよ。
③split brain とはどのような状態であるかを説明し、さらにラテラリティの研究方法について論述せよ。
④情動について論述せよ。(←今回のレポート設題です)
⑤睡眠と覚醒について論述せよ。(←第2課題で論述した設題です。)

注意事項

・レポート内容を書き写すことは禁止とされています。参考のひとつとしてご利用ください。
・内容に関する質問やご意見などには応じかねますのでご了承ください。
・レポートの課題そのものが、現在のカリキュラムと異なる可能性もございますので、ご留意願います。
・懸命に書いたレポートです。レポートの書き方や展開に戸惑われている方などの一助となれば幸いに思います。
・文末に「参考文献」を載せています。

第4設題 情動について論述せよ(本文)

 情動とは、感覚刺激への評価に基づく生理反応、行動反応、主観的情動体験からなる短期的反応のことで、 中長期的にゆるやかに持続する強度の弱い気分(mood)とは区別される。情動と自律神経系の活動との関係についての最初の理論は、末梢説(ジェームズ・ランゲ説)である。刺激・状況によって喚起された身体反応が、感情体験を引き起こすとする。ジェームズは、「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ」と説明しているとおり、脳内では、対象を感覚皮質によって知覚すると、運動皮質にその情報が伝わり身体反応が生じる過程が想定されている。

ここから先は

1,270字

¥ 500

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?