医学生のプチ疑問部屋part2
A.解剖学的嗅ぎタバコ入れの場所は、親指を背屈させた時に生じるクボミのことです。実際の写真で見た方が覚えやすいと思います。
この名前の由来は、16世紀にヨーロッパで流行した、タバコの葉が粉末状になった嗅ぎタバコをこのクボミに入れて香りを楽しんでいたことだそうです。嗅ぎタバコというものが私たちにとって、馴染み深いものではないため、イメージしにくいですよね。一般的な紙タバコと違う点は、火を使わないことと鼻から吸引するということです。日本ではあまり売られていないみたいです。
実際にお笑い芸人の金属バットさんがYoutubeで嗅ぎタバコを試しています。これを見れば、どうやって吸っているのか理解しやすいと思います!
それでは、なぜこの解剖学的嗅ぎタバコ入れというワードを覚えるのか。それは舟状骨を骨折した際に、解剖学的嗅ぎタバコ入れにて圧痛を認めるからです。国家試験で頻繁に出るものではないですが、手根骨骨折の中で最も多いのが舟状骨骨折なので、頭の片隅に置いておくといいと思います!
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