打撃日誌_”速球をどう打つか”
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強いチームには、良いピッチャーがいます。
投手タイプで言うと、
・本格(速球)派
・技巧(コントロール)派
・軟投(変化球/緩急)派
皆さんも良いピッチャーの投球に苦しんだことはありませんか?
自チームも先週、本格派(速球派)の好投手に見事に抑えられました。
但し、良いピッチャーを打てないと試合には勝てません。
そこで、今回は良いピッチャーの中でも”本格(速球)派”をどう打つかについて考えていきたいと思います。
●ピッチャーのタイプ
・本格派(速球派)
➡強力な速球や大きく変化する/鋭く変化する変化球で奪三振を量産する
・技巧(コントロール)派
➡多彩な変化球や制球に優れ、奪三振は多くないが、打たせてアウトを取る
・軟投(変化球/緩急)派
➡変化球を主体とし、球速も変化させたりと投球術で打たせてアウトを取る
●本格派(速球)と対戦してみて … 自チームの試合事例より
先週のオープン戦、相手は市のトップリーグ優勝チーム。
ピッチャーは、長身(180cm以上)の本格派(速球派)。
持ち球は、ストレート(ドロップ系)、ライズを中心とし、ウイニングショットはライズ(高めが多い)です。
試合結果は、敗戦、三振の山。
速球に対応しきれず、なかなかバットに当たらない。
特に、2ストライクに追い込んでからのライズに三振が多い感じでした。
ライズは、高めは”目線”、低め(膝元ギリギリ)へコントロールされてました。結論から言うと、手も足も出ないままに終わり、完全に抑え込まれました。
●速球をどう打つか
1.リラックスする
➡速いボールを見ると、体に力が入りやすくなり、動きも硬くなる
➡追い込まれると、更に肩や腕に力が入りやすい
➡緊張/集中しすぎは、考えや視野も狭くなり、ボールが見えなくなる
2.打つゾーンを決める
➡何でもかんでも手を出さない
➡自分の得意なコースだけを打つ
3.打つ球種を決める
➡何でもかんでも手を出さない
➡ピッチャーの投球を観察し、配球やウイニングショットを頭に入れる
4.タイミングを取る
➡振り遅れないように早めにタイミングを取る
(自チームの傾向)
⇒ピッチャーがボールを投げる動きに対し、タイミングが取るのが遅い。
スイングは出来るが、ボールの変化(動き)に対する反応が出来ていない。
結果、バットをライズの軌道に合わせるのが難しくなる。
つまり、打つ準備が間に合っていないのです。
5.コンパクトに打つ
➡速球を見ると、バッターは体に力が入り大振りになりやすい。
リラックスし、何を打つかを決め、構え遅れないように早めにタイミングを取り、振り遅れないように大振りを避け、鋭くバットを振ることです。
●最後に
自チームの試合結果を振り返り言えることは、
全体的に”タイミングを取るのが遅い”感じがします。
〈なぜタイミングが遅いのか?〉
➡始動が遅い
〈タイミングが遅いとどうなるか?〉
➡構え遅れる/振り遅れる
➡ボールが速く見える
➡力む ※体にムダな力が入りやすい
➡ボールの見極めや変化への対応が遅れる
➡三振/どん詰まり
〈タイミングを合わせられると?〉
➡ボールを長く見れる/よく見えてくる
➡気持ちに余裕が生まれてくる
➡自分のスイングが出来る
➡ヒットに出来る可能性が上がる
以上の通り、”速球をどう打つか”のポイントとしては、
力で打つではなく、「タイミングで打つ」と感じます。
その為に、打つ前の準備(上記1~5)が重要となります。
やみくもに力任せにバットを振っていては、良いピッチャーを打ち崩すことは難しいでしょう。
是非、好打者のタイミングの取り方や動きに注目してみて下さい。頭と体を使って、速球を打つ能力を向上させて下さい。