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アドラー心理学を学んだママたちの、その後。何度でも何度でも、トライするから見える世界がある。

※記事LPサンプルです

この記事を書いた人:宮田みれ
 子どもが生まれて6か月目でアドラー心理学に出会う。
 そこから勇気づけの子育てに心を動かされ、試行錯誤の繰り返し中。
 この記事はアドラー心理学の理論を学んだけれども、
 実際の子育てに、どう活かせば良いかに戸惑っているお母さんが、
 自分と重ね合わせて読んで頂けると楽しめると思います。

アドラー心理学を学んだが、うまくいかない

アドラー心理学の本を何冊か読んで、何となく理論はわかった。
講座を受けて、実際にどう活用するのかも理解はできた。
ですが、目の前の子どもや家族に、いざ実践で試そうとすると

・人はそれぞれ価値観が違うとわかっているつもりが、感情的になってつい怒ってしまう。
・どうやって勇気づけの声かけをしていいかわからない時がある。

と、このように感じることはありませんか?

アドラー心理学の「勇気づけ」をうまく日常に取り入れたい。
ただ、家事や仕事の忙しさでイライラしてしてしまうばかりに、子供の感情が置き去りになってしまう。

これは、子どもの幸せを望む多くの親にあてはまることなので、この記事で少しでもお役に立てれば幸いです。


勇気づけの具体例

まず、そもそもですが、勇気づけとは、アドラー心理学を代表する考え方の1つで、
困難を克服する活力」を与えることを指します。
自尊心を満たし、自己信頼感を育むための大切なプロセスとも言えます。

例えば、子どもが試合に負けて帰ってきたとき

「残念だったね、
でも最後のゴールは思い切り攻めたから、良かったと思うよ」

と共感したり、行動のプロセスに注目することが「勇気づけ」と言えます。

ですが、

「練習が足りなかったんじゃない? この次は頑張りなさいね」

と言ったらどうでしょうか。
このように「あなたのためだから」と言って、良かれと思って注意することも、子どもにとっては「批判」と捉えられ、自分の価値を感じられなくなってしまう事があります。

これをアドラー心理学では「勇気くじき」と言います。

また、勇気づけの実践として一番取り入れやすい方法があるのでご紹介します。

・子どものよい面に注目すること、それを親が声に出すこと
・子どもの貢献感を育てる目的で「ありがとう」と口にすること

この2つが大事なことではないかと考えます。

親はつい、親自身にとって都合の良い行動に対して
「ありがとう、助かった (またお願いね)」と言ってしまうことがあります。
この記事を読んでいる方の中でも、無意識のうちにコントロールするような言い方をしてしまう事はありませんか?
(筆者にも思い当たります・・)

もちろん素直に褒めるシーンもあると思いますが、
適切な行動に注目せずに、行動の結果だけを褒めることが多くなると要注意です。

うまく日常にアドラー心理学を取り入れられている人は、子どもと対等な関係で「ありがとう」が言える、それによって子どもの貢献感を育んでいる。

その両方を自然に出来ている人ではないか、と思うのです。

学校に行きたくないと言われたら・・

ある日突然子どもから、
「学校に行きたくない」と言われた時、皆さんならどう答えますか?

「どうしたの?」「何があったの?」

と慌てて理由を聞きたがることはないでしょうか。

しかしながら、すぐに理由を問い詰めるようなことをしてはいけません。
なぜなら、子どもの気持ちに共感し寄り添う事をせずに、子どもの課題に踏み込んでいくことは、子どもの心を閉ざしてしまう原因にもなりかねません。

筆者も以前に同様のことがあった時には、冷静を装いながら

「会社に行く時間のギリギリに言われても・・」
「この前、仕事を休んだばかりなのに言い出せない・・」
「今日のお昼ごはんも用意していないのに今から休まれても・・」

と、子どもの目を見るよりも、時計の針を目で追って時間を気にしている、、という事が正直ありました。(怖いですよね)


まず、親は子どもの存在価値を普段から援助すること(勇気づけ)が大切です。

そして、親から勇気づけられた子どもは自分の価値を認めることができます。
子どもが自分の価値を認めていて、直面する課題を乗り越えようとする土台があれば(勇気があれば)、学校に行きたくない課題にも、立ち向かっていけることでしょう。

また、勇気づけられた子どもは貢献感を抱きます。

つまり、子どもは自分の居場所があると感じることができ、他者を敵ではなく仲間として見ることができる。
そう思えるからこそ、子どもは学校にも行けるようになるのではないのでしょうか。

困難は受け入れてみる

そうは言っても、目の前の子どもに対して、うまく行かないことの方が現実では多いかもしれません。

「塾に行くのがめんどくさい!」
「寝る直前までテレビを見ていたい!」
「宿題よりゲームがしたい!!」

といった発言をしたとき、ついついシンプルに怒ってしまう。

ただ、子どもがそんな言葉を発した時、親がこどもに「対等の関係」を築けているとしたら、ここで頭ごなしに叱ることは無いですよね。
(相当、忍耐がいることですが..)

もし今までに子どもをありのままに見れず、不適切な行動に注目ばかりしていたとしたら、そうすることで親の注目が得られる、と子どもは学んでしまっていることでしょう。
そうなってしまうと、親が叱る→注目される→さらに注目を得られる行為を繰り返すことになりかねません。

困難と思われることが起きたときには、親と子どもの課題をしっかりと分けて関わる必要があります。(課題の分離といいます)

・なぜ、そう思ったのか
・このままだと、自分が困ることになると思うけど、どうしたら良いか

など、子ども自身の課題に道すじを立てるような質問をしてあげると良いでしょう。

ただ、あまりにも子どもが反発している時は
「そっか、行きたくないんだね(やりたくないんだね)」

と、一旦子どもの言うことに耳を傾け、受け入れてみてはどうでしょうか。
ゲームを一緒にやってみたりすることも良いと思います。

筆者もテレビをいつまでもやめない子どもに「何がおもしろいの?」と聞き、その後一緒にテレビを見た時は、子どもがとても嬉しそうにしていたことがありました。

対等な立場に立つことで、関係が良くなることはありますので、ひと呼吸置いて試してみる価値はありますね。

一緒に学び、支えあうコミニュティ

育児の現場では思い通りにいかないことばかりで、ついつい感情的に怒ってしまったり、またそれを後悔してネガティブな気持ちになってしまうことは多々あります。

ですがそれは、愛しているが故、子どもの成長に心の底から興味関心があるが故の行動なのです。

実際、かわいいわが子に、「幸せな道を歩んでほしい」と願わない親はいないでしょう。

確かに、子どもと向き合えばイライラ、義実家との付き合いに疲弊し、職場のストレスによりホルモンバランスを崩す日々・・

生きていれば様々な困難が待ち受けているものですが、親自身の心の中が、ストレスや罪悪感でいっぱいになれば相手の心に愛を与えることはできません。
忙しいお父さん、お母さんにとって、自分を満たす時間を確保することは、
ご自身の勇気づけを行ううえで、とても大事なことです。

そんなとき、そっとHaNaMaRuwebマガジンを開いて
同じ悩みをもったママがいることで、心を落ち着かせたり、講座に参加して、新しい仲間と新たな視点を拡げることで日々の子育てはもっと明るいものになることでしょう!

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アドラー心理学を教育に取り入れていくためには、学んだその後も、繰り返し繰り返し、心に染み込ませていく必要があります。

そうすることで、回を重ねるごとに、アドラー心理学を通したポジティブなコミュニケーション方法を習得することができて、
子どもたちとの関係を良好に保つことができるようになりますよ。

HaNaMaRuのコミニュティが温かい安心基地のような存在になれる事を願っています。

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ご興味があればぜひお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

ー参考文献ー
子育てのためのアドラー心理学入門 岸見一郎


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