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僕はこの世界に、左足から登場した。【読書記録】


こんにちは。harukaです。


本を読んだので、はじめて読書記録を書きたいと思います。

今回読んだ本はこちら。
西加奈子さんの『サラバ!』です。

先週金曜日の夜、なかなか寝付けず
明日は休みだし、どうせなら本でも読んでやろう🙃ということで読み始めました。

彼が同棲のタイミングで家から持ってきていた本で、良い本だと聞いて気になってはいたものの、上中下巻のボリュームに慄いてなかなか手が出せませんでした。

思い立ったが吉日。
やっと読むことができてよかったです。



表現が正しいかわかりませんが、
西加奈子さんの作品って、
すごく「味わい深い」。


ストーリーにめちゃくちゃ起伏があるとか、ドキドキしながら読み進めるみたいな感じではあまりないのですが、

じんわり心が温まって、不思議と明日からの人生のビジョンがちょっとだけ明確になるようなそんな作品が多い気がします。


『サラバ!』も例に漏れず、厳しくも優しい世界で明日からも生きていくために大切なことを教えてくれる、そんな作品でした。

主人公の37年間の自叙伝的な作品。
彼が幼少期を過ごしたエジプト。


人生に迷っている人や、自分の在り方がわからなくなってしまった人に力を与える一冊(三冊?)だと思います。

以下、私が心に残った台詞です。
自分への忘備録としても書き残させてください。

「小説だけやない。音楽も、映画もそうやねん。今俺がおる世界以外にも、世界があるって思える。」

「私が信じるものは、私が決めるわ。」

「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」



最後に、あらすじを記載して終わりにします。
ご興味があればぜひ読んでみてください。
とっても素敵な作品でした。

本の概要
ベストセラー!第152回直木賞受賞作!

 僕はこの世界に左足から登場した――。
 圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。
 そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。

Amazon商品ページより

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