反省の大切さを教えてくれてありがとう
今回の目的は戒めです。
こうはなるまいと自分を戒めるため、書かせていただきました。
最近このような文章を見つけました。
この作者への印象は
『文豪気取り』
でしょうか。
何様・思い上がり・省みたら死ぬ人種 などいろいろありますが、これが一番しっくりくるかと。
以下引用
介護を頼むなら金と敬意を払おう
この筆者にとっては、前提を行間に委ねるのは書き手の技術のようです。
『書き手と読み手の共通認識(のつもり)の部分は書くのを省いていい』、
『省くのはむしろ「書き手の腕がいい」』 らしいです。
「隠された」文章「テクニック」・「あえて」でかい主語で書く など、くどいぐらいに誇示してますしね。
はっきり言います。これ技術なんかじゃないですよ。
行間を委ねるって、ただ書くべきこと書いてないだけでしょう。
書き手が書いてない考えを、言わなくてもわかってもらえると都合よく解釈
そして書く必要ないと勝手に決めつけて省く
読者に通じないのは読者の読解力不足のせい
書き手の説明不足のせいとか表現が悪いとか微塵も考えない
書くべき説明を怠ったツケを、行間をよませるだの想像で補わせるだので読者に払わせる。*1
作者の介護は読者の役目ではありません。
*1 重要な情報が書いてない→読者が想像・補完しないと文章が成り立たない→仕方なく読者が考える羽目になる というのはどうかと思います。
読者が自然と想像したくなるなら別ですが。
ましてや、伝わらなかったのが「読解力が足りないせい」って・・・・。
読者の介護は作者の功績、作者の介護は読者の責任
この行間を読む云々の主張って
「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」
の発想だと思うのですよ。
書き手が「あえて書かない」行間を読者が気づけば、それは書き手の「文章テクニック」という名の手柄
つまり読者の行間を読んだという手柄を書き手が横取り
気づかなければ読者の無能のせい。書き手の言葉足らず という失敗は読者の責任。
書き手=上司、読者=部下 と考えれば完全に一致します。
・・・どこぞの銀行常務にでも転職なさったらいかがです?
別の引用です
ご立派な心がけですねぇ
信頼だの敬意だのぬかしてますが、かんなで削るより薄っぺらい。
読者って不特定多数でしょう?
相手の地位も職業も実績も能力も何一つ知らない以上、信頼や敬意って抱きようがないはずですよ。感謝ならともかく。
それに、期待した結果が出ない時こそ、信頼・敬意って試されるのでは?
たった一度、「行間を読めるはず」というあなたの信頼(という名の甘え)に応えられないだけで掌返すのが、信頼ですか?敬意なんですかね??
むしろ、信頼とかつけときゃ何要求してもいいとか考えてませんか?
期待する結果が出なかったら「信頼に応えられなかったお前が悪い」に持って行けるし、便利ですよねえ?”信頼”とか”敬意”って。
物書きに必要なのは顔の皮膚?
<書き手の敬意が届かない読者がいることも事実です。個人的には様々な理由で後者は切ることにしています。
そちらに合わせると文章の質が下がるのと、内容が面白くなくなるので。>
見事な殿様商売ですね。文才だけでなく商売の才もおありのようだ。
あなたの支持者は、こんな扱いしてても泉の如く湧き出てくるのですか。
羨ましいことです。
それと、大した文豪様ですね。
質が下がるだのつまらなくなるだの、
こんな物言いが滑稽にならないほどの実力・実績を持っておられるのですね八幡様は。
いやはや敬服いたしますよ、その御面相の分厚さには。”書き手の敬意”とやらが届かない相手も面白いと思う文章を書くのが、”いっぱしの物書き”だと思いますがね。
ゲス顔氏「行間を読む能力がなければ、本を読むことが許されないのだろうか?」
ゲス顔氏(いろんな漫画のレビューをされている方です)が以下の動画を投稿されています
これ以上なく完璧に、八幡氏にぶっ刺さってますね。
そして、この動画へのコメントでこのようなものがありました。
<肝心なのは、ゲス顔さんが仰る通り「書き手が行間を読む事を読者に強要する」といった思い上がった考えを持たない事でしょう。
もし「全部書いてハッキリさせてくれなければ解らない」という不満が出て来た時は
それは作品を読んでくれたからこそ出てきた不満なのだと言うことを書き手が理解するべきでしょう。>
これまた綺麗にぶっ刺さってます。
特に「読んでくれたからこそ出てきた不満」というのは忘れてはならないことです。
まとめ
文豪気取り
身の程知らず
反省しない
自分の非を考えさえしない
広辞苑並みの面の皮
こうならないように、自分も肝に銘じます。