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やがて行動まで変えるもの〜『一年3セットの服で生きる』を読んで〜
noteに「自問自答ファッション」やら「自問自答ガールズ」というワードが良く出てくるようになって気になっていた『一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法』を読んでみました。
内容
「一年3セット」の洋服で過ごすことを提唱し、その3セットを選ぶにはどうしたら良いかを幅広い見地から教えてくれる1冊。服を選ぶことに苦痛を感じている人、環境が変わって何を着たら良いかわからなくなった人におすすめです。
好きってなんだろう?
女の子らしいガーリー系とか、個性的なアイテムでまとめたモード系とかファッション紙ではカテゴライズされるけど、なんだかピンとこないなと思っていました。
この本を読んでいると100人いたら100通りのファッションがあって、そこにはその人なりの「らしさ」がある。誰かに合わせる必要もないし、たとえ自分に合っていたとしても着たくない服装はしなくても良いということに気がつきました。
ただ、この「好き」って気持ちはものすごく難しい。「推し、燃ゆ」の感想文でも書いたけど、大人になればなるほど言えなくなってその結果、わからなくなるものだから。
本書では、キーワードを探す・着ない服を決めるといった方法で好きを表面化させます。キーワードはもらったら嬉しい褒め言葉や憧れの人の好きな所から探っていきます。着ない服は、着ていて居心地悪いなとか好きじゃないなというアイテムをリスト化します。
この文章を読んで、今まで服選びに失敗していたけど自分の好きを突き詰めていなかったなと思います。ただ、似合いそうなものから好きなものを買っていたな。そりゃ、苦しいわけだ。
なりたい自分になれ!
服はその人に似合うものを着るのが大事って思っていたけど、そうでもないな。カチッとした服装の人だったらものを言ってもすんなりと聞けるとか、見た目が人を動かす時もある。なりたい自分に寄せた格好だったら、頑張ってそこに近づこうとする。
たかが服装だけど、されど服装でもある。行動さえ変えてしまう力があるのだなと感じました。
まとめ
『服を買うなら、捨てなさい』に匹敵するくらい良かったファッション本です。全221ページあるのですが、イラストは15ページくらい。見て楽しむ本ではなく、実践して役に立つ本です。