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変身願望

最近の僕の記事は自分が別の何かに変化するというモノが多い気がする。

狙ったわけではない。

徒然と書いていると自然とそうなった。

これは。

変身願望だろうか。

僕は今の自分とは違うナニかになりたいんだろうか。


よーし。

その願望を叶えてあげよう。

なにせエッセイの中で僕は変幻自在。

さぁ何になりたい?


こう言われると思い浮かばない不思議。


別になりたいモノなんてない。

鳥の様に空を飛びたいとも思わない。
魚の様に速く泳ぎたいとも思わない
虫の様にサナギになりたいとも思わない。
猫のようにいつも寝ていたいとも思わない。
別に自由になりたいとも思わない。

あ、でも自由な発想はしたいと思う。

でもそれはなりたいとかそういう類のモノではない。


なりたいモノはない。


これが結論。

これは今の自分に満足しているとかそういう話ではない。

たぶん なりたいモノがまだ僕の眼の前に現れていない。

そんな気がする。


僕は出不精なので 世間の見識が狭い。

まだ見ぬ世界が無限に広がっているはず。


そーか。


もしかしたら僕は旅人になりたいのかも。

旅行は嫌いだし今までは敬遠してきた。

でも小説を書くなら色々なことを知らないと。

色々な人や物を観察しないとね。


でも旅人になるってのは変身願望とはいわないな。


もっと別のナニかにならないと。

旅人は今の自分に+αするだけ。

根本的に変化しないと変身願望とはいわない。

細胞レベルで変身しないと。


ここまで書いて気が付いた。


そもそも最近書いた記事がアレだから変身願望があるというのが変な願望なんだ。

平凡な一市民である僕が何者かに変貌する。

そんなシナリオに酔っているだけ。


僕は僕。


変化のしようがない。

で、このエッセイの結論は?

「僕のエッセイからは僕の本質はあぶり出せない」

ということ。


僕のエッセイを読んで僕の人となりをわかった気になっているそこのあなた。

あまい。


本音と建前と妄想と歪曲。

これが僕のエッセイの本質。

このエッセイでいうと

本音は
なんかカッコいいことを言いたい。

建前は
でも恥ずかしいから冗談を言って誤魔化そう。

妄想は
そうだ変身願望があることにしよう。

歪曲で
途中でテーマを否定してお茶を濁して終わろう。


という具合に。

僕のエッセイは大体がこういう構成になっている気がする。

良いことやカッコいいことを言いたいけれど小っ恥ずかしい。

それを隠す為に妄想でコーティングし歪曲させる。

でもエッセイとはそういうもの。


フェイクションである。


エッセイでその人のことを理解することはできない。

だって いまさら

「僕は超絶真面目人間です」

って言ってもあなたは信じないでしょう?

そういうことだ。

真の僕はまだまだ明かされちゃいない。
謎のベールにグルグル巻だ。

謎があるからこそ人は惹かれる。

だから真の僕は明かせない。

それでもエッセイを読んでくれると嬉しい。

ではまた。






次回予告(ウソ)

「ぜんけい 真人間にクラスチェンジするも失敗する」

の巻き。

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