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マトリョーシカ中間層の気持ちを考えよ

皆さん同じみロシアの人形マトリョーシカ。

少し歪なタマゴ型で滑らかな人形。

その中央付近には横一線に切れ目が入っている。

その切れ目で上下ふたつに割れる。

するとその中には一回り小さな同じ人形が出てくる。

その人形にも割れ目があり…。

と どんどん小さくなっていく。


はじめの大きな人形は凄く注目を浴びる。

その不思議な形と その割れるギミックに。

最後の小さな人形も あぁもうこれでお終いか と注目を浴びる。

さて 中間層の人形たちは?


もっと注目してやりなよ。

はじめの人形と同じ動作をしているんだよ?


やめろ。
その「どうせ割れるんでしょ」という表情をするな。

その表情が中間層を担う人形を深く傷つけているってことになぜ気が付かない。


エスカレーターもそうだ。

乗る時と降りる時しかエスカレーターのことを意識しない。
人を載せている間 常に頑張っているのにだ。
なんなら誰も乗っていなくても頑張っている。


仕事だってそうだぞ。

始業時間は憂鬱で終業時間はウキウキとしている。
それは意識してるってことだ。
中間層の時間は?

無だ。

おかしいだろ。

そこに確実に存在しているのに。

みんなから無視されて。

文句も言わずに自分に与えられた役割を粛々とこなしている。


泣ける。

僕はそんなひたむきな君たち中間層がスキだよ。


そういえばnoteの記事もそうだ。

クリエイターが必死こいて作り上げた記事を読む。

始まりと終わりを読んでわかった気になる。

それは大馬鹿者がやることだ。

その記事の中間層にこそ 作者の試行錯誤が見て取れるのに。

始まりと終わりなんて簡単じゃないか。

問い と 答え だからね。

中間層はその問に対してどういうプロセスで答えにたどり着いたのかという軌跡。

ここを読まずして読んだとは認めない。

おぉ軽視されがちな中間層たち。

君たちを救うことが僕にはできるだろうか。


え?
別に中間層は何も望んでいない?

恥ずかしがり屋さんだから中間層が性に合っているって?

ムムム。

そういわれては中間層を無理やり表舞台に引っ張り出すというのは酷かもしれない。


でも多くの人に知って欲しいんだ。

中間層の働きと効果について。

知っているようでよく知らない世界を。

そこはまさに異次元の扉。

さぁ行こう中間層の世界へ。



え?
その中間層にもまた 始まりと終わり があるだろうって?


ちっ。

鋭いやつめ。

そうさ。

中間層にも 始まりと終わり がある。

そこを除外していくと どんどん中間層が狭くなる。

そして最後に残った小さな中間層は「無」であり それは既に中間層ではない。


中間層どこいった?

玉ねぎのように剥いていくと消失する?

これこそがマトリョーシカが表現したかった真理なのか?


これからマトリョーシカを見たら、中間層の宿命を具現化したおもちゃとして見ることにしよう。

そうやって観察することで 何気無い中間層に潜む壮大な世界が見えてくることだろう。


たぶん。

見えなかったらごめん。


うん、今日も適当なことを言った。

僕のエッセイはとっちらかっているから初めと終わりだけ読んでも意味不明だろう。

フフフ。

作戦通り。

緻密なプロットの上に成り立つ我がクレバーなエッセイ。





はい。
ウソです。

いつも行き当たりばったりで書き進めています。



あ、マトリョーシカの中間層が どうすれば注目してもらえるのか思いついた。

縦に割れてみたらいいんじゃない?

その意外性のある動きにみんな釘付けだぞ。

よーし 手伝ってやろう。

おーい 斧もってこーい。


あーらよっと。



グシャ…。




次回予告の(ウソ)
「中に人が入っているなんて知らなかったんです」
の巻き。

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