質のイイ歯車を目指せ

研修を終えて資格をＧＥＴ。

でも僕はぼくのまま。

いったい何がかわったというのか。

研修を数日間こなしただけ。
その技術は身についているのか。
まぁ資格や免許なんてそんなだろう。

でも資格や免許をもっていれば、周囲はその道のスペシャリストだと思う。

そんなわけないのに。

資格や免許を取得後 その道に従事してスキルを高めていくのだから。

だから資格をとたばかりなら 周囲には黙っていよう。
間違っても自慢してはいけない。
アホと思われるぞ。
僕みたいないじわるな人間にあれこれ質問されて恥をかくことになる。

免許には試験があるが、資格はお金を払って講義を受講すれば取れるものも多い。

あれ、あの人やけにその道に詳しいな。
と思われてからシレっと実は資格もっているんだよねと報告しよう。

え？
資格は見栄を張るためのものじゃない？
せっかく取得したのだから少しでも自分の利にするのは当然じゃないか。

問題は職場から取れと言われて取得した資格だ。

資格をもっていることが全員にバレている。
期待されている。
困る。
費用は会社が出している。
もちろん仕事が増える。

あれ？
これ僕にメリットある？
キャリアアップ？
まぁたしかに。
感謝しないとね。
今の職場を去っても腐る資格じゃない。
ありがとう。

いや、未来の話はいまはどうでもいい。
現在の話をしよう。

辛い研修を何日も乗り越え 資格を取得し仕事量が増える。
おっと、大事な情報を忘れていた。
この資格で手当が付くことはない。
ほらね、僕にはメリットがない。

これが会社の歯車というやつか。

これで僕は立派な歯車になれたのだろうか。
大きくてギザギザの多いタイプかな。
それとも小さいけれどギザギザが少ないタイプかな。
粘り強い歯車がいいなぁ。
でもきっと素材はアルミで金メッキが施されていることだろう。
しょぼい。

将来的にはプラチナぐらいを目指したい。
プラチナの歯車とか贅沢。
サビないし強度も申し分ないだろう。

今の自分のポジションを歯車で考えてみると意外と面白い。あなたもどんな歯車か妄想してみよう。

ギザギザが四角いタイプも渋いね。
遠くの歯車とも連携できるようにシャフトが刺さっているタイプもいいね。
一枚モノとは限らない。
ギアのように複雑に組み合わさっているタイプかも。
まわりに小さな歯車に囲まれていて身動きがとれない歯車かもね。
歯車はいい感じだけど肝心のエンジン(会社)の性能がいまいちかもね。

さぁ目指すべき歯車は見えてきたかな？

え？
資格の話じゃなかったのかって？
するどい。
あなたはきっとイイ歯車だね。

オイルを差して磨いてサビ止めを塗るといいよ。
あ、それなら資格をとればいいんじゃないかな。
きっと歯車の動きが滑らかなになる。

ではまた。