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クッキングパパになるために

コンコンコン。

おいおい。
往生際が悪いな。
早く割れちまった方が身のためだぞ。
こっちだって手荒なマネはしたくはないんだ。

グシャ、ジュージュー。

いっただっきまーす。
ジャリッ!


と いうわけで育児のため クッキングパパになった僕。
料理のレパートリーの少なさに絶望している。
あ、アゴはしゃくれてないからね。

いや、クッキングパパなんて最近の若者は知らないか…
と思っていたら漫画が現在172巻まで発行されていて、まだ終わってなかった。
すげぇ。
いったいどの層が読んでるんだろう。
周囲にクッキングパパ全巻持ってる人間が見当たらない。

僕のレパートリーの少なさはクッキングパパを愛読していなかったことに起因しているのかもしれない。
美味しんぼや中華一番!やトリコなど 料理漫画は通ってこなかった。
ホラーやバトルものはかり読んでいた。
かといってバトルが上達したわけではないけれど。

料理をする機会が増えた今、読んでこなかったことを猛烈に後悔している。
もし クッキングパパと共に成長していれば…。
子どもが「いらない」と言わずにバクバク食べていたかもしれない。

料理を作るのは苦じゃない。
わりと楽しい。
しかし 食べてもらえなかった時が辛い。
味付けにあんまり変化がないのが原因か…。
それとも食材選びが悪いのか…。
おっさんの手料理は食えねえってか…?
ただ単に子どもの好き嫌いなのか。

料理ってのは重要だ。
食は人生を豊にする。
子ども達に食べる喜びを知ってほしい。

というのは建前で、本音は…

「もったいないから食べてちょーだーい!」


という魂の叫び。

でも美味しければ食べるはずなんだ。
やはり料理の修行が必要だ。

とりあえず独学で。

しっかし 奥が深すぎてわけがわからない。
学校があって調理する為の免許もあるぐらいだ。
簡単なわけはない。

ここは172巻もある教科書クッキングパパに頼るしかないのか…。
一冊792円。
全巻合計136,224円
た、高い…。
それなりの調理器具が揃うぞ。
しかも これを読むのにいったいどれほどの時間が掛かるというのか。

やはり繰り返し練習して試行錯誤をして追究するしかない。
反復練習を重ねるのだ。
子どもたちの未来のために。
我が家の家計のために。



さぁて卵を割る練習から始めるかな。




次回予告(ウソ)
「オムライスの卵はペラペラ派」

の巻き。





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