仮面をかぶる
15枚。
これは僕が認知している仮面の数。
別に仮面マニアというわけではない。
ふと数えてみたら15枚も所有していた。
しかも無意識に付け替えて暮らしていたようだ。
仮面とは他者に向ける「顔」のこと。
どんな仮面なのか自分じゃわかりにくい。
そのくせ知らずに付け替えている。
場面場面で見事に仮面をすり替える。
その手際の良さは自分でも驚くほどだ。
ここで 僕がどんな仮面を付け替えているのか ざっと紹介しよう。
ひとりの時の仮面。
親に見せる仮面
兄弟に見せる仮面。
夫としての仮面。
父親としての仮面。
社会人としての仮面。
上司に見せる仮面。
後輩に見せる仮面。
同期に見せる仮面。
他人と接するときの仮面。
知人に見せる仮面。
友人に見せる仮面。
親友に見せる仮面。
noteの分厚い仮面。
世間に向けた仮面。
どれも本当の僕の顔じゃない。
仮の顔。
仮面だ。
しかもこれからの仮面にはそれぞれ喜怒哀楽がある。
よく間違わずに仮面を被ることがでるもんだ。
自分の本当の顔はどんな顔なのか。
そのうちわからなくなりそうだよね。
でもそうじゃないんだ。
これら全部を合体させたのが本当の自分の顔なんだ。
本当の自分の顔を分割しTPOに応じて仮面を作っているに過ぎない。
だから どの仮面も本当の自分の一部。
外から来たものじゃない。
あの媚びへつらう醜い仮面も あの甘く切ない仮面も 殺気が迸るあの仮面も 全ては内なる自分からうまれた。
仮面に外来種はいないんだ。
15枚よりもたくさんの仮面をもつ人もいるだろう。
でも自分を八方美人だなと卑下することはない。
それは世渡り上手というんだ。
仮面の数は対応力の証。
多ければ多いほど修羅場をくぐってきたといえる。
多くて混乱さえしなければ仮面は多い方がいいだろう。
古い友人に会う時 当日の僕はどんな仮面をつけていたっけとわからなくなるのもまたノスタルジックで大変よろしい。
僕はそろそろ新しい仮面を作ろうかな。
なんの仮面がいいかなぁ。
今ある仮面を細分化するのが簡単か。
試しにnoteの仮面を細分化しよう。
エッセイの仮面(所持)
ルポライターの仮面(未所持)
SF作家の仮面(未所持)
ダジャレの仮面(所持)
ホラー作家の仮面(未所持)
戯言の仮面(所持)
コメントを書く時の仮面(所持)
虚言の仮面(所持)
アホの仮面(所持)
天使の仮面(所持)
ふむ。
とりあえずこんなもんか。
本当に欲しい仮面は未所持のままだ。
はやく作らないと。
所持している仮面もなかなかどうして相性は抜群だ。
ユーモアに偏った布陣といえる。
まさに僕にぴったりの仮面だ。
それにしてもひとつの仮面を細分化するといくらでも仮面を作ることができるぞ。
父親の仮面の中には
誠実の仮面
教育の仮面
親バカの仮面
子煩悩の仮面
甘やかしの仮面
などが隠れているだろう。
人はいったいいくつの仮面を操っているのか。
面倒くさい生き物だとつくづく思うよ。
え?
天使の仮面について詳しく?
いや説明の必要なんてないよね。
僕の記事を読んでいたなら 僕が天使ってことは薄々気が付いていたよね?
そういうわけで僕は天使なのであーる。
え?
タイトルを見て
「仮面は硬くて噛めん」
っていうと思っていた?
あまい。
僕はいつもいつもダジャレの仮面をつけて記事を書いているわけじゃあない。
ダジャレを期待しているそこのあなた。
もっと真面目に読みましょう。
ではまた。
次回予告(ウソ)
「エンジェル降臨 noteに降り注ぐ奇跡」
の巻き。