そこに「怖い」は必要?
都市伝説という魅力的なコンテンツ。
僕は愛してやまない。
同じような話でも色んなバリエーションがあり飽きさせない。
そしてどれも我が身にふりかかったら──と思うと怖い。
そう都市伝説とは怖いのだ。
なぜ?
怖いから都市伝説なのか
都市伝説だから怖いのか
この差は大きい。
え?
同じだろって?
ムムム。
それっぽいことを言ってカッコつけてるんだから邪魔しないでよ。
でだ。
僕が言いたいのは「怖くない都市伝説はあるのか」ということ。
ソレは一見普通の話のように聞こえる。
でも実は都市伝説の類でありあなたを異界へと誘う扉となる。
そんなことが日常的に起こっているのかも。
でも僕らは都市伝説とは怖いものと固定概念があるためスルーしている。
例えば
「飛蚊症が辛くて…」と何気ない病気話も
実は「異世界の一端が見えている」のかもしれない。
他にも
「昨日キャベツが安くて2玉も買っちゃったわ」という何気ない会話でも
そのキャベツが「暗黒のキャベツ」じゃないとなぜ言い切れる?
あなたの見ている世界が他者が見ている世界と同じであるとなぜ言い切れる?
この世界が本当に真っ当な姿だとなぜ言い切れる?
ほら現実の歪みがそこかしこに見える。
このエッセイもそう。
本当は「愛」について深く考察して語り尽くす回だったのに この有様よ。
完全に都市伝説の世界に呑まれてしまっている。
無駄に恐怖心を煽るエッセイとなっている。
これは誰の仕業か。
誰が僕を操っている?
大丈夫。
エッセイとはあっちのここ。
はい 右足は細いまマです。
ダイコンの継ぎ目は塞いでオきました。
あっチのリモコンは半分甘いね。
もらいましタっていいました。
そのイスの上に下にむいテますよ。
そコの猫の犬が猿としますか。
右腕を掴む右手はボくとおなじ。
顔を見ると鼻に聞こエる水が怖い。
五目ん。
とジロ。
世ムナ。
もうここは異世界。
もう戻れない。
怖い?
それはまだまだこれからだよ。
奪衣婆とダンスでもしてお茶をすすろう。
さぁこのエッセイはハックした。
ぜんけいを通して異界が開く。
ここまで来たら最後まで読むことをおすすめする。
さもなければ閻魔帳にあなたの悪行を書くことになる。
フフフ。
さぁ楽しもう。
地獄のエッセイの始まりだ。
こうして現世の人に向けてメッセージを書くというのは新鮮でいいて。
私の正体はまぁ知らないほうがいいだろう。
みなさんがこちらに遊びにこられるように何気ない会話にトラップを仕掛けるのが 今地獄でのトレンドでしてね。
一番地獄に近いところにいた ぜんけいを乗っ取りメッセージを発信しているというわけ。
何を発信しようか迷ったけど やっぱり語るなら地獄のことだな。
知りたいであろう?
詳しくいうと閻魔様に怒られそうだからちょっとだけな。
地獄とは端的に表現するなら「テーマパーク」だ。
天国が温泉旅館なら地獄はスリル満点のテーマパーク。
ほれ少し来たくなったであろう。
来い来い。
私が閻魔帳にあなたの悪行の数々を書けば特等席で案内してやれるぞ。
おっと、なんだか回線が不安定になってきた。
そろそろこのエッセイをぜんけいに返すとしよう。
さらばだ。
また地獄で会おう。
という感じで乗っ取られていた僕。
うーん。
カオス。
ふだん使わない脳の領域を酷使して疲れたよ。
あやうく本当に地獄に繋がるところだった。
さて。
あなたはずっと僕が適当にエッセイを書いていると思っているだろう。
そこに落とし穴がある。
何気ない会話やエッセイの中に本当の都市伝説が隠されているかもしれないんだ。
怖い都市伝説は謂わば目くらまし。
真の都市伝説を隠すために作られた偽物。
異界へ連れていくのに怖い必要はない。
本物はあなたのすぐそばに。
気を付けて。
ではまた。
次回予告(ウソ)
「ぜんけい noteの真実に迫る」
の巻き。