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もうついていけない

ゲームアプリをアンインストールした。

時間の制約がありゲームをする時間がない。
日々ログインボーナスをGETする為だけに起動されるアプリたち。
そんな不毛な時間の使い方に嫌気がさし 複数のアプリをアンインストールした。

それが数ヶ月前の出来事。


しかし いわゆる一軍のアプリや過去に課金をしたコトのあるアプリはひっそりと残していた。
いずれプレイするかもしれない と後ろ髪をひかれたのだ。

しかし一度もそれらのアプリを起動する事はなかった。

ただただスマホの容量を占拠するだけの存在。


そんな思い入れのあるゲームアプリをアンインストールする時が来たのだ。


そんな重大な決断をした原因はリコメンド機能にある。

ゲームをプレイしていた時 調べものをしていた。

するとGoogleさんが気を利かせて情報を横流ししてくれる。

頼んでもいないのに。

そんな情報には流されずに無視してきた。

誘惑には惑わされない意思の強い漢なのだ。


しかし、しかしだ。

リコメンドされた情報の見出しを見てしまった。
見出しを無視する事は不可能。
目に入ってしまう。

それこそが見出しの目的。
その見出しにはこうあった。

「新章突入!」


一瞬で悟った。

「あぁもうついていけないんだな」

と。

その場で即刻アンインストールを決行した。

決断力と行動力を兼ね備えた漢なのである。



さようなら。
僕の費やした時間。


さようなら。
僕の課金したお金たち。


なんの痕跡も残さずに端末から削除されるアプリたち。

なんて儚い。

でも思い出は僕の心の中で生き続けて…。

と思ったが なんのひっかかりもない。
使った時間と残った思い出の総量が合わない。

僕はこんなにも冷徹な漢だったのだろうか。


否。

コンテンツ消費とはそういうモノだ。

心に残るコンテンツなんてそうそう出会えるもんじゃない。

決して僕の心が冷めているわけじゃあないんだ。

そーさそーさ。

消費されては忘れられていく。
それがコンテンツの宿命なのだ。



さて僕がnoteで日々投稿している記事たち。

これを果たしてコンテンツと呼ぶべきものかは疑わしいが もし明日から投稿がピタリととまったら?

いったい何人がそのコトに気が付くのか。
いったい何人が眠れぬ夜を過ごすのか。


そう思うと 僕の心には残らなかったけれど消されたアプリたちはすごいコンテンツだったんだろう。
最終的にはアンインストールしたが後ろ髪を引いた実力は相当なモノだ。



コンテンツを育てる とたまに耳にする。
いいねその響き。
嫌いじゃない。

じゃいっちょ育てるとするか。



んで。
どうやるの?

なんで勝手に育たないの?

とりあえず今の僕にできるのは毎日投稿するのみ。


さぁいけ!

敵は無限に存在する数多あまたのコンテンツたち。

え?
勝ち目はない?

いや、そんなことはない。

毎日努力いればいつ必ず報われると少年漫画の世界では常識だぞ。


なになに。

努力毎日投稿は必要条件ではあるが十分条件ではない?


他にも

センス
才能

カリスマ性
共に歩む仲間
良き師
レアアイテム
テクニック
スキル


が必要だって?

それどこに売ってるのかな。
百貨店でも見たことがないけれど。


うん。

もうついていけないや。


僕は ほそぼそとやっていくよ。

アンインストールフォロー解除されないように祈りながら。


ではまた。

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