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クリスマスが消滅しない理由

僕は昔から物事を屁理屈をこねてから考える癖がある。

クリスマスについてもなぜ皆こんなにもテンションが上がるんだろうと不思議に思っていた。

何時代から日本で流行しているのか知らないけれど、知名度は100%ではないだろうか。

なぜクリスマスは消滅しないのか。

だれが牽引しているのか。

謎だ。

明らかに設定に無理があるサンタクロースさん。

サンタクロースも知らないうちに国境を越えてプレゼントを配る範囲が広がってしまった。

現在ではサンタクロースは複数人いることになっている。

これって初めからの設定だったのかな?

ひとつの地域ならばひとりで何とか可能かもしれない。

そもそも、人数が増えたからといって全世界の子どもに一晩でプレゼントを配るのは不可能だろう。

Amazonと提携しているのか?

そういった設定の甘さからもいつ消滅してもおかしくないのに、今年もやってきたクリスマス。

色んな企業の稼ぎ時、プレゼントを渡す口実、甘い物を食べられる免罪符。

色んな思惑が交錯して今でもクリスマスという行事は生き残っているのだろう。

日本でキリスト教を信仰している人は少ない。

でも大多数の日本人がクリスマスに舞い上がる。

何故か。

子どもの頃から慣れ親しんだ行事だから当たり前になっているのか。

そんな僕も当たり前のように自分の子どもに対してクリスマスの行事を開催している。

ご馳走を食べて、ケーキを食べて、朝起きたらプレゼントがある。

お手本のようなクリスマス。

そして子どもの喜ぶ顔。

これだ。

子どもの喜ぶ顔が見られるから大人たちは毎年毎年クリスマスを演じていくのだ。

その子どもが大きくなり、また自分の子どもにクリスマス会を演じる。

無限ループに陥る。

でもだれも損はしていない。

素晴らしい行事だ。

この笑顔を毎日、何気ない日常で引き出すことが出来たなら、それがクリスマスが消滅するときかもしれない。

クリスマスぐらい特別な経験と喜びをと思っているということは、普段はそれが難しいということ。

普段から子どもに色々とおもちゃを買ってあげたい。

なんでも与えてあげたい。

色んな企画を催したい。

そうは思うが、時間的な問題、金銭的な問題、教育上の問題などでそういうわけにはいかない。

だからクリスマスのように合法的に盛大にプレゼントを渡すことが出来るというのは素晴らしいことなのだ。

未来永劫クリスマスは消滅しない気がする。

こうして来年もサンタクロースは来る。

パパ、ママの為に。

ではまた。


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