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そんな気はしていた バイアスを打ち破る5歳児

偏見バイアスというのは誰しもがもっている。

「関西人は粉モンがスキ」

と思っている人は多いのではないだろうか。

いわゆる「関西人はこうあるべきバイアス」だ。


先日、5歳の長男が「お好み焼きしたい」と言い出した。

よーし。

今日はお好み焼きだ。

そう意気込んで仕事の後 粉とソースを買って帰る僕。

最近 手に入れたホットプレートを使いたいだけの長男。


さっそく新品のホットプレートに電源を入れる。

赤いランプが点灯しプレートは熱せられる。

それだけでテンションが上がる長男。

フフフ。
かわいいやつめ。


普段と違う雰囲気に次男2歳も参戦。

ホットプレートを触ろうとする為 パパと攻防を繰り広げることに。

もちろんパパの勝利に終わり 不満タラタラな表情の次男。

フフフ。
かわいいやつめ。


なんやかんやしつつお好み焼きを焼く準備は整った。

熱いホットプレートに豚肉を敷いて生地を流し込む。

ジュゥ~。


ん~お好み焼きって感じがしていいね。

軽やかにひっくり返す僕。

さすがは関西人だ。

しかし、別に拍手が巻き起こるわけでもなく淡々とお好み焼きは焼かれていく。

ソースをかけて かつおぶしをまぶして完成だ。

見事な豚玉となった。


さぁ食べよう。

「いただきまーす!」

パク。

モグモグ。


パパ「うまいね」

ママ「おいしいね」

次男「・・・」

長男「もういらん。思ってたんと違う」


うん。

薄々そんな予感はしていたよ。


長男の目的はあくまでもホットプレートを使うことだったもんな。

目的は達成された。

それでいいじゃないか。

めでたしめでたし。


こうしてダイエットの大敵である炭水化物の塊を息子の分も食べることになった僕。

そして豚玉の肉ばっかり食べる次男。


関西人は粉モンがスキといのうは否定された。


今すぐにその偏見バイアスを見直すべきだ。


え?

家のお好み焼きはまずい?

フム。

一理ある。

「家のお好み焼きはまずい、でもお店のお好み焼きはおいしい」

というのは通説でもある。


今度 お店で本気のお好み焼きを食べてもらって追加検証をするとしよう。

まぁ関西と九州のハーフである息子たちには酷なことかもしれないが。

ではまた。

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