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私が大切にしている事。

私がいつも大切にしている事が2つある。

1、人助けをすること。
その様な場面に遭遇する機会も、もしかしたら多いのかもしれない。

昔、原付バイクで仕事から帰宅途中に倒れている人を発見。救急車を呼んだ。パトカーも来たのだが、その時に倒れていたおじさんが近所に住んでいる人だという事が分かり、警察官におじさんの自宅まで連れて行ってほしいと言われ、原付バイクでパトカーを先導したことがある。

ある時は、目の前で電車に乗ろうとした細身の女性が電車とホームの隙間に体の半分落ちてしまった事があった。火事場の馬鹿力を発揮して、ホームに引き上げたことがある。

これは一部の出来事で、他にも色々あるのだけれど、いつ何時困っている人がいるかは分からない。だからこそ、なんとなくアンテナを張って自分のできる範囲で人助けをできたら良いなと思うのだ。

自分だって、今まで誰にも助けられず生きてきたわけではない。むしろ困ったときには必ず助けがあってここまできたように思う。だからこそ、事の大小ではなく自分が助けられて嬉しかったから、助かったから、他の人にもそうしたいと思うのだ。

2、その人のキラリと光る所を見つけたら褒める事。

キラリと光る所というのは、言い換えるとその人の良いところを発見したら褒めるという事。これに関しては、そうしないと私の気が済まない。

以前、私はとんでもなく落ち込んでいて全く食欲もなかったが、家族でファミレスに行った。対応してくれたウェイターの男性の声がものすごくいい声だった。「水をお注ぎいたしましょうか?」の声が良い。低音で良く響く。
全く人を褒める様な気分ではなかったのに、気付いてしまった…。

気付いてしまったら最後なのだ。私は「お…お兄さん、めちゃくちゃ良い声ですね。素敵です。」と声を絞り出して褒めた。ウェイターの男性は「ありがとうございます!」と嬉しそうにしてくれた。良かった…と思った。
やりきったぜ、私。

コンビニでもスーパーでも百貨店でも、場所も年齢もジェンダーも国籍も関係ない。私が勝手に良いな、素敵だなと思った人にその素敵な部分を伝えるのだ。

良いことは伝えた方が良いのだ。良いなって思っても、声に出して相手に言わなければ伝わらない。自分も仕事をしていて思ったのは、お客様に褒めらられると嬉しい。仕事のモチベーションも気持ちと同様に上がるのだ。

プラスにしかならないんじゃないかと思い始めてから、その人の良いところを相手に伝える様になった。子供の時は少しの事が出来ただけで褒められたのに成長するにつれて誰かに褒められる機会は減っていくような気がする。

大人だって褒められたいのだ。自分で自分を褒めることもあるけれど、自分が知らなかった良いところを他人が見つけてくれることがあってもいいと思う。

人助けをする事も人のキラリと光る所を見つけたら褒める事も、もしかしたらいつも探しているのかもしれない。

いつ、いかなる時にそれが訪れようとも反応出来るように。
この2つは辞めたくても辞められない。
だって、人が好きだから。
人が怖くて、信じられなくなる事もあるけれど、やっぱり独りでは生きていけない。それに私は、色んな人に興味があって知りたいと思う。

色んな人がいて、自分もその中にいて、一緒に生きていきたいと思ったら、できることはしたいのだ。一瞬でも関わりたいと思ってしまう。

そうやって、自分のエンパシーという能力を使い、今日も生きるのだ。






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