薬剤耐性菌ってなーに?
みなさんこんばんは。
にんじん🥕はあまり好きな方ではないのですが、オリーブオイルと粉チーズ🧀をふりかけてオーブンで焼いて食べるのが、大好きです!
どーもMittsuです。
今日は、新型コロナウイルスから離れて薬剤耐性菌についてお話ししていきます。
薬剤耐性菌とよく耳にすると思いますが、実際にはどんな菌のことなんでしょうか?
その名の通り、細菌に効果があるとされている抗菌薬が効きにくい細菌を示します。
ですので、薬剤=抗菌薬、耐性=効きにくい、菌=細菌といった感じです。
抗菌薬もたくさんの種類があり、多くの細菌に効果のある広域抗菌薬と数種類に効果がある狭域抗菌薬とがあります。
広域抗菌薬は、だいたいの細菌に効果があるため、使いやすい反面、常在菌にも影響を及ぼし、副作用も多くでる可能性があります。
一方、狭域抗菌薬は、効果のある細菌に的を絞った抗菌薬を使用することができるため、副作用も症状少なく使用することが可能です。
このように細菌を退治するための治療として、抗菌薬は使用されるのですが、
細菌も生きていかなければなりませんから、本来効果のある抗菌薬にどのようにしたらた対抗できるかを考えているわけです。
そのため、細菌は自分が持っている本来の能力を一部変化させることを繰り返し、徐々に薬剤が効きにくくなるように変化することもあります。
また、抗菌薬の使用方法よっては、必要な期間を十分な投与することやダラダラと長期的に投与することも薬剤耐性菌を発生させる要因と言われています。
簡単な説明となってしまいましたが、この薬剤耐性菌は世界でも問題となっていますので、適切な使用をすることが重要と言えます。
広域抗菌薬を投与して治療を開始しても、その後原因となる細菌が判明した場合に
狭域抗菌薬へと変更して投与して、炎症反応の改善だけではなく、細菌がしっかりと死滅するまで投与することがとても重要となります。
例
培養検査を採取後に広域抗菌薬を投与
→ 培養検査で原因細菌の同定 → 狭域抗菌薬へ変更
このような流れで実施することを deーescalation と言います。
一般的には、炎症反応が改善されたことによって抗菌薬が中止されることが多いのですが、例のような流れで実施することがとても重要です。
さらには、培養検査で陰性を確認することも重要ですし、抗菌薬の適切な投与期間で実施することも重要です。
薬剤耐性菌については、なかなか奥が深く難しいので、伝わりづらいかもしれませんが、今日はここまでとします。
おやすMittsu💤