培養検査もグラム染色も興味津々✨
みなさんこんばんは。
今日から3月に突入しましたね!毎月1日は丸亀製麺で釜揚げうどん🍲が半額でしたので、久しぶりに行ってきました!
どーもMittsuです。
今日も時間が遅くなってしまったので、今日の出来事を少しお話しさせていただきます。
今年は、新型コロナウイルス感染症🦠やインフルエンザウイルス🦠が流行し、さらには、溶連菌や咽頭結膜熱が小児でも流行しています。
これは、マスク生活😷が長くなり、一気にマスクをしない生活へとシフトチェンジされた影響かなと考えたりもします。
そもそも、マスクをせずに生活をしていれば、世間で流行する感染症に学校や保育園、通勤や外出などによって、誰しもが人生で一度は何らかの感染症にかかっていると思います。
しかし、マスク生活によってこれらの感染症に触れない期間があったため、マスクを外したことによって一気に流行したのではないのでしょうか?
ただし、世間一般的にマスクをつける対策と手指衛生(手洗いや手指消毒)が習慣化されたことはとても良かったと思っています。
今では、みなさん手洗いの方法や手指消毒の必要性を理解しているとは思いますが、少しずつ薄れているのも現状です。
また、手袋を着用する習慣もできてしまい、何でも手袋を着用して対応することで、汚れた手袋で清潔なものも汚染させるといったことも問題となっているので、そこは見直しが必要なところです。
前置きが長くなりましたが、今日はみなさんの手に付着している常在菌や作業後に付着した一過性細菌がどの程度いるのかの検査を実施したので、その結果についてお話しします。
作業をした後の手常在菌や一過性細菌が発育することができる手形の培養スタンプ🧫に手を押し当て、24時間後にどのくらい細菌が発育するかの検査を実施しました。
一方、手指衛生をした後の手の状態についても同じく検査をして比較をしたのですが…
やはり、手洗いや手指消毒の前には、たくさんの常在菌や一過性細菌が付着していることがわかり、手洗い後はそれらの細菌が減少していることがわかりました。
この結果からやはり、手指衛生というのはとても重要なことだと改めて理解することができました。
さて、テーマにも書いた培養検査とグラム染色の話題へと移りますが、
実は、この手の培養検査で発育した細菌は何なのか原因を突き止めるところまで検査室にご協力をいただき、実施したのでそれについてもお話しします。
まずは、常在菌ですが、主にCNSというグラム陽性球菌が多いことがわかりました。
グラム陽性菌は「紫色」に染まります。そして球菌は名前の通り、菌体が丸いものになります。実際のグラム染色はこちら!
次に一過性細菌ですが、こちらは環境菌ではないかと思うのですが、芽胞を形成する細菌が同定されました。グラム陰性桿菌で芽胞を形成しているため、枯草菌の可能性があるとお聞きしました。グラム陰性は陽性菌とは違い紫色には染まらず、「赤色」に見えます。また、桿菌は棒のように見えるのが特徴です。芽胞については、菌体の一部が空洞のように見えるのが特徴的ですので、写真を見ていただきたいです。
普段は、このような検査を見ることもあまりありませんので、とても興味津々に見ることができて若干興奮気味でしたが、このように一つの細菌を検索するためには、検査室のお力がなければ成立しないと改めて感じた時間でした。
教科書のような画像となり、とてもいい勉強になりましたので、ご購読していただいた皆さんにもお裾分けさせていただきました。
今日の出来事の話題としては長々と書いてしまいましたが、マスクも手指衛生も重要な感染対策となりますので、改めて話題とさせていただきました。また、培養検査とグラム染色については、またいつか話題にできるようにしたいと思いますので楽しみにしておいてください。
それでは、皆さんおやすMittsu💤