詩 ロシアンティー

寒い  冬の夜
夕食も終わり  明日の準備
終わったら  何か  ほしい

ふと 思い出し
昔 近所に住んでた
従妹が  教えてくれた
ロシアンティーを 作る

作り方は 簡単
温かい 紅茶に 好みのジャムを
スプーンに 掬って  入れるだけ
スプーンで ゆっくりかき混ぜて
出来上がり

ずっと昔  ロシアでは 砂糖は
貴重品で  果物でジャムを作り
砂糖の代わりにしていたとか

オレンジのマーマレードも 
良いが  やはり 王道の イチゴジャム の
ロシアンティーが 美味しい

ジャムの代わりに ハチミツも
良いか

従妹は  お母さんが亡くなった後
遠い 異国へ  一人旅立った

長い間  音信不通だったが
去年  日本に一時帰国した と聞いた
元気に暮らしているらしい

私は  紅茶が好きだ
そして  子どものころ
よく一緒に 遊んだ 従妹が
教えてくれた
ロシアンティー

いつも甘くて 

温かくて 美味しいよ

おやすみ