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死ぬまでにしたい10のこと

【はじめに】

私は根っからのペシミストなので、いつでもほんのりとした希死念慮に囚われている。

これはもう、一生付き合っていくものだと諦めているし、同じような人って実は案外少なくないんじゃないかと思う。なので、このこと自体はあまり大きな問題だとは思っていない。

ただ、できることならば、もっと人生に対して前向きでありたいと願っている。
だって単純に、その方が絶対に楽しいと思うから。

それに、きちんと「生」を生きない人間には、真っ当な「死」も訪れないような気がしている。

真っ当な死、というのが何かというとそれはうまく説明できないのだけれど、とにかく、せっかく生まれたからにはその命を思い切り生ききった方が良かろう。

と、いうわけで、すぐに闇落ちスイッチがONになる自分のために、生きる理由と活力を思い出させるための「死ぬまでにしたい10のこと」をリストアップすることにした。

ネタ元はもちろん、表題の映画。ただ、あちらは余命宣告を受けた上での「したいこと」であって、私の場合ちょっと主旨は違ってくるんだけど、そこはまぁ気にしないで貰えると有難い。

ほんのりした希死念慮が、ある日しっかりとした形を持ってお前に襲い掛かってきたら、何度でも読み返せ。

どうせ死ぬなら、これをやってから死ぬんだ。

そんな願いを込めて、過去現在未来の私へ。


①美容体重まで痩せる

まずはこれ。
私は子供の頃からムチムチとしており(とはいえ標準体型)、思春期からストレス食いで一気に太り始めた。

その後は拒食やら非嘔吐過食やら経験して、MAX体重が多分75kgくらいだと思う。一番重い時は引きこもりの時だったので、測っていない。けど、お腹の肉がつかえてトイレでうまくお尻が拭けなかった記憶がある。 

増減はあるものの、今の身長(163cm)に落ち着いてからは平均63kg前後だったことが多く、MIN値でも56kgなので、痩せていた時はない。標準体型or太っているのどちらか。

なので、人生で一度は痩せた自分を見てみたい。痩せた、っていうよりも、スタイルにそれなりに自信がある自分になりたい。
TシャツGパンで、キマる身体になりたい。

私の身長の場合、美容体重は53.1kgということで、まぁそれくらいになってみたらさすがに身体も変わるだろうという期待があるのと、私の推しがどうやら54kgらしいので、推しよりも軽くなってみたいなという乙女心である。

ほら、万が一(?)のこともあるかも知れないし(ねーよ)


②猫と暮らす

とにかく猫が好き。
実家では最大4匹と同時に暮らしていた。

私の思春期の精神状態は非常に不安定だったが、猫が来てからは少しだけ落ち着いた記憶がある。毛が生えた生き物が、こちらの意思とはまるで関係なく家の中をウロウロしてるのは、とても良いことだ。

4匹の中でも一番末っ子だった猫は、私が本当に人生のどん底にいる時に私を救うために目の前に現れた、天使のような猫だった。
私が死なないように、神様が遣わせてくれたんだと思うほど、運命的な出会いだった。

夫と同棲するタイミングで、一緒に連れて行くか否か悩んだものの、私と離れることよりも環境を変えることのストレスの方が大きいだろうと思い、置いていった。

その子が、昨夏亡くなった。
同じ頃に、我々夫婦は郊外に中古の戸建てを買った。

私の猫が亡くなってしまったので、実家に置いてきた彼女への引け目を感じることももう無くなってしまったし、戸建てなので猫は飼える。

「いつかは猫と暮らしたい」という願いを叶えられる環境には、一応ある。

猫は本当に良い。
子供たちにとっても、家に動物がいた方がきっと良いと思う。

ペットショップで買うつもりはないので、保護猫を引き取るか、偶然出逢うか、どちらかにはなる。

現段階では子供たちがまだ小さいので、保護猫の引き取り条件を満たせないことが多く、偶然出逢う以外の方法はない。

できれば、あの子の生まれ変わりと、どこかでまた運命的に出会えたら良いと願っているけれど。そこは、神様の判断に委ねている。


③滝沢歌舞伎を観に行く

当noteでも度々推しについて書き連ねており、その度に名前を伏せてきましたが、別に隠しているわけではなくて、名前を書くのが畏れ多いからです。SnowManの佐久間大介さんです。

もちろん、メンバー全員好きで箱推しなんですが、その中でもとにかく佐久間さん。佐久間さんのダンスが好き好きで仕方ない。

ダンスプラクティスを見ても佐久間さんに視線を奪われて他メンが見られないので、10回くらい再生するんだけど、最終的には佐久間さんしか見てない。毎度のことながら。
他担狩りではなく、常時、自担狩りされている。

どのダンスも好きなんだけど、滝沢歌舞伎の「組曲」は、初めてDVDで見た時に鳥肌が立った。「Maybe」も素敵だった。
いや、もう全部素敵なんですけど。

MVだと「YumYum〜」や「C.F.B」のような岩本さん振り付けのバキバキクールでオシャレなのがイイ。

死ぬ前に、推しのダンスを生で見てみたい。

私は、元々ジャニーズには興味がなかったのだが、うっかりスノにはハマってしまったタイプ。

毎回CDは買ってるけど全形態は制覇してないし、未だファンクラブにも入っていないため、Jr.時代からの本気なファンの方からしたらかなりライトな部類だと思う。(それもあって、お名前を伏せていたのですが)

ただ、滝沢歌舞伎に行くとなると、まずはチケットを取るためにもファンクラブに入らないとなりません。

いや、全然入って良いんだけど、私はあまりに沼にハマるのが怖くて、自分を制御するためにもまだ入会していないだけで。
むしろすっかり沼なんだけどさ。
(ズブズブだよ)

もちろんダンスだけではなく、元々の陰キャから努力し続けて今のキャラを確立したところや、好きを貫く姿勢、自身がオタクだからこその「さすが分かってる」アイドル的振る舞い、周りをよく見て気がつくところ、たまに見せる陰キャモーションと表情、心震わせる表現力、どこをとっても「推し」でしかないです。

個人的には黒髪の彼が大好きなので、それもあって歌舞伎シーズンが良いなぁと思っております。


④星空の映画祭に行く

毎年、今くらいの時期に、八ヶ岳は原村で開催されているイベント。近年はコロナで中止になることも続いていたようだけど、今年は復活しているみたい。

私が観に行ったのは確か2016年だったんだけど、そのときに上映されたのは「ジュラシック・ワールド」だった。肌寒い屋外で観る恐竜映画は、圧巻だった。

ペンションのオーナーさんに「夏でも、夜は寒いから、防寒して行った方が良いよ」と言われて、それなりにあったかくして行ったんだけど、想像以上に寒くてビックリしたのを覚えている。

会場まではペンションから歩いて行ったんだけど、道が真っ暗で星空がよく見えて、まるで宇宙に漂っているようだった。

(余談だが、この翌日の昼から何を食べてもご飯が美味しくなくて調子が悪くなり、帰宅後に妊娠してることが分かった思い出の旅行でもある)

その時に泊まったのは「ジョバンニの小屋」という名の可愛いペンション。
『銀河鉄道の夜』が大好きなので、宿の名前だけでも心がくすぐられるが、実際にとっても素敵なペンションで、オーナーさんご夫婦にも大変親切にしてもらった。ご飯もすーっっっごく美味しかった。

映画祭は夜の遅い時間だし、子連れだとすぐには難しいと思うが、死ぬまでにもう一回行きたい。ペンションにも泊まりたい。


⑤池袋のミルキーウェイで獅子座パフェを食べる

これは、すぐにでも実行できることだし、以前にも行ったことがあるんだけど、どうにも心に引っ掛かっているのでリストアップ。

池袋に昔からある、星がモチーフのカフェです。元々星が好きで、占星術やってたこともあるので、コンセプトが可愛くてツボなんですが、前に行った時に確か「獅子座の気分じゃない」と思って、天秤座だか射手座だかその辺のパフェを食べた記憶があるんだよね…

あれ以降、また行きたいなぁと思いつつ、機会がないのでずーっと行っていないが、獅子座であるからには獅子座パフェを食べてみたいと思う次第。


⑥椿山荘でアフタヌーン・ティーをする🎉(22年10月達成)

まず、アフタヌーン・ティーというものを経験してみたい。この年齢になると、スイーツバイキングは言うほど食べられないし、それなら少し多めにお金を払って、良いものをちょこちょこつまみたいと思うようになる。

で、なぜ椿山荘かというと、むかし資格取得のために目白に通っていた頃に、そこの先生がよく椿山荘に足を運んでおり、「とても素敵なところよ。庭園だけでも入れるし、ぜひ行ってみて」と教えてくれて、行ってみたいなぁと思っていたけれど結局未だ足を運べていないから。

自然が好きなので、ぜひ一度行ってみたい。
誰と行こうかなー。母かな。

→2022.10に母と行ってきました!
以下がその記事。


山梨のフルーツパーク富士屋ホテルに泊まる→ホテル内のカフェでパフェを食べる

【2022.10・加筆修正しました】
山梨のフルーツパークは、私と夫が交際をスタートさせた場所であり、想い出の地である。
当時はちょうど震災後の節電の時期で、夜景もいつもより大人しかったようで(でも十分綺麗だった)、いつか富士屋ホテルに泊まってゆっくり夜景を眺めたいなーと思った。

→色々あって、やっぱり泊まらなくても良いかなぁとか思い始めたので、修正します(記22.10)

ホテル内にあるカフェで、季節のフルーツのパフェを食べたい。
こちらは、数年前の八ヶ岳旅行の帰りに立ち寄って食べようとしたら、お店がとても混んでいてすぐには入れず、帰京が遅くなってしまうため断念した経験がある。そのリベンジマッチを実現したい。


⑧鹿児島旅行に行く

25歳の頃、大好きな鴻池朋子さんの展示「インタートラベラー 12匹の詩人」を見るために、霧島まで足を運んだ。航空券とホテルがセットになった格安チケットを取って、1泊2日のひとり旅だった。

「見に行きたいけど、鹿児島は遠いなぁ」と最初は思っていたんだが、当時は昼も夜も働くフリーターでそれなりに稼いでいたし、休みの調整も難しくはなかったため、考えてみたら行かない理由が特に無かったのだ。
それで、わりと衝動的に決めたんだけど、本当に良い想い出になった。

乗ったことのない路線バスにハラハラしながらたどり着いた天文館で、本場のしろくまを食べたのも楽しい想い出。
事前に鹿児島出身の子から聞かされていた通りセブンイレブンがないことに驚愕したり、空港でビールと黒毛和牛のコロッケを楽しんだり、全部自分のペースですごくのんびりとした旅行だった。鴻池さんの展示は、言わずもがな最高だった。

あの時感じた、鹿児島の土地の、なんというか、強い磁場?パワフルな土の気が忘れられない。もう一度あの地に降り立ちたいし、しろくまも食べたい。霧島にも行きたい。


⑨娘と息子を連れて、姉夫婦に会いに行く

姉夫婦は遠方(中国地方)に住んでいる。
夫と結婚した際に一度遊びに行かせてもらったが、それきり一度も行けていない。

数年前に姉夫婦が帰省した際に我が家に遊びに来てくれたことがあり、当時1歳の娘には会ってもらったんだが、娘はほとんど覚えていないらしい(そりゃまぁそうだよな)。
その後、お互いの家族の都合だったり、疫病の蔓延などがあり、しばらく再会出来ておらず、息子は未だに自分の伯父伯母に会ったことがない。

片道だけでも結構な値段なので、毎度帰省するのも大変である。

なので、こちらから子供たちを連れて会いに行けたら良いなぁとはずっと考えていて、ただそれがまだ実現できていないので、死ぬ前には実現させたいと思う。


⑩萌木の村のハットウォールデンに泊まる

④とも少し被るが、そもそも私は八ヶ岳近辺が好きすぎて、年に一度はあの界隈に旅行に行きたいと考えている。一時は移住も考えていた。
萌木の村にも何度か足を運んでいるが、ハットウォールデンの佇まいにはうっとりする。

是非一度泊まってみたいと思いながら、小さな子連れではゆったりもできないし、調度品を壊したら怖いし、実現できていない。
ハイシーズンは混み合いそうなので、少しずらして、秋口にでも行ってみたいな。

今回、10のことに入り切らなかったが、北佐久郡にあるガフロカフェにも一度行ってみたいと思っているので、ハットウォールデンに泊まることがあれば、ガフロカフェにも足を伸ばしたい(結構離れてるけど…)


【おわりに】

いま現在のリストがこれである。
なんか、すごく旅行に行きたいんだなーということはよく分かった。

今後達成できたものには、🎉マークをつけていこうかと思う。前向きになるためのリストだから、なるべく前向きでめでたい絵文字が良い。

日々を暮らしていく中で、リストの項目に対しての熱量が下がることもあるだろう。また、お店などはこのご時世、突然の閉店や休業、移転も十分あり得る。

リストを差し替える必要があれば、差し替えても良いことにする。ただし、必ず10個のリストがあるようにすること。浮かばないからって9個に減らしたりはしない。

全てを達成した時に、「もう死んでも良い!」となるか「もっと生きたい!」となるかは、よく分からない。

けれど、とにかく端から潰していこう。
年単位で時間はかかるだろうが、どうせ死ぬなら全部やってから。

やりたいことやって、後悔のない人生を。

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