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【NIKKE】ニケを愛しているからこそ、あえて苦言を述べる。ニケ運営・開発、慢心していないか?

2024年11月1日。2周年記念イベントが始まったばかりのNIKKEで衝撃的な発表があった。アップデート直後から開催されているソロレイドを中止するというものである。

原因については説明されていないが(それは大いに問題であるが後述に回す)、2周年記念キャラの「シンデレラ」の性能が過大になるバグがあり、それの修正を行うためではないかと囁かれている。

今回はこの件に対し、あえて苦言を述べたいと思う。本当はこういう楽しくない記事はあまり書きたくないのだが、ニケというゲームをより良くしたいという意図によるものなのでお許しいただきたい。


問題点① クオリティ担保の人員を割いていないのではないか?

私はニケの夏イベントの際、バグが多かったことに関して、「かけるべきコストはきちんとかけ、良いものを出すという意識を持つべきだ」という趣旨の記事を書いた。

しかし、今回の問題が生じたところを見るに、体制があまり改善されていないのではと感じる。SHIFT UP社は韓国証券取引所に上場し、飛ぶ鳥を落とす勢いで業績を伸ばしている。しかし、足元のゲーム品質をおろそかにしていては今の好業績も砂上の楼閣となりかねない。

まず人員をきちんと整備し、コストをきちんとかけ、クオリティコントロールに万全を期すべきであると考える。バグがなく、開発の意図通りの動作をするというのはそもそもユーザーにとって最低限であり当然の品質であり、それに達していないのは問題外であるという認識をSHIFT UP社の役職員は持つべきである。

どこかで「見つかってから直せば良い」という甘えがなかったか。ぜひ自省してほしい。

問題点② ユーザーに対する説明が不十分なのではないか?

今回一番の問題であると考えているのが、「運営からユーザーへの情報説明が不十分であり遅い」ということである。

上記の通り、運営は補足説明と称し、「ソロレイドの中止は一時的なものであり完全な中止ではない」という説明をしている。しかし、ユーザーが本当に知りたいことはそこではないと考える。

ユーザーが知りたいのは「そもそもなぜソロレイドが中止になったのか」「その原因を改善することによってプレイヤーにどのような影響があるのか」であろう。

上述したとおり、ネット上ではシンデレラの性能が過剰になるバグを修正するためではないかと囁かれており、そうであれば、修正はユーザーにとって不利益なものとなる。それがあるのかないのかをまず真っ先に説明すべきであろう。

また、もう一つ苦言を述べると、2024年9月にデベロッパーノートでチャンピオンアリーナのオープン時期を10月に延期するというアナウンスがあった。

しかし、10月末の2周年アップデートでもチャンピオンアリーナは実装されず、それどころか今後どうなるのかという説明すら何一つない。これは大いに問題であり、ユーザーの不信感を生むことだと考える。

延期するならするで、ユーザーにその旨をきちんと説明すべきではないか。運営の広報体制、及び開発との連携体制についてもこれを機に大いに見直してもらいたいところである。

問題点③ 開発で注力するポイントがズレているのではないか?

ニケでは非常に手の込んだミニゲームが毎度おなじみである。しかし、上述のような問題が繰り返されると、それは「力のかけどころがズレているのではないか?」という不信にたやすく変わることを運営・開発は知るべきである。

今回のミニゲーム「IN THE MIRROR」も非常に手の込んだゲームであるのは確かだ。しかし、「スマホでプレーするユーザーのことを本当に考えているか?」「PCで操作するにしてもキーコンフィグくらいはつけるべきでは?」など、根本的にユーザーフレンドリーに目が向いていないところが目立つ。

開発陣に問いたい。そういったユーザーフレンドリーも含めて「作り込み」と言うのではないか?今の現状はただボリュームが大きいだけのゲームになっていないか?謙虚に振り返ってほしい。

その上こういう問題が起こると「こんなものを作る前に本編の基本的なクオリティをまず確保すべきでは?」となりかねない。実際問題そのような目で見られ始めているのではないだろうか。

ミニゲームはあくまでミニゲームであり、それは「本編のクオリティが担保されてこそ」ということを開発陣は肝に銘じてもらいたい。

おわりに

今回の問題については本当に誠実な対応が求められる。2周年という大きな節目に起こったことであり、対応次第ではユーザーが大きく離れかねないからだ。

この危機を教訓として、SHIFT UP社、及びLEVEL INFINITE社には改めて「良いものを出す」という基本を徹底することを求めたい。

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