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【研修医日誌】㉘ できる医師の香り
■医師とは切っても離せないMRさん
朝も早くから医薬品情報を医師に提供するMR(Medical Representatives:医薬品情報担当者)がズラリと各医局に並び、朝のカンファレンスもしくは午前の外来が終わるのを待っている光景。今では全く見られなくなりました。昔は、病院では目立ちすぎるスーツの人たちが一直線に薬剤部へと入っていく。そしていつの間にか病院採用薬が変更されていたり、新規採用薬が増えたりしている・・。そんな光景がいまだに脳裏に焼きついている私としては、現在のMRさんたちに対して違和感があります。
MRさんたちも仕事中ですから、雑談をするわけにもいかないのでしょう。人あたりのいい医局長が、「いやー今日も暑いね」とか「今日の教授はちょっとご機嫌ナナメだよ」なんて話しかけたりするのですが、いつも返答に困って畏まっています。
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