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【医師エッセイ】救急車の不適正利用
昔から、救急車の不適正利用が問題になっています。都内では45秒に1台の救急車が出動していますが、運ばれている患者さんの半数が軽症者です。軽症者の中でも、緊急性があるものもあるので、その判断がつかないという理由で救急車を呼ぶのであれば問題ありません。問題なのは、早く診てもらいたい、酔っ払って歩けない、自家用車がないから、といった理由で救急車を呼ぶ場合です。こんな風に気軽に救急車を呼んでしまうのも、利用が無料だからでしょう。ですが、救急車の台数には限りがあり、本当に緊急性のある人が利用できないとなると本末転倒です。医師も看護師も救急隊員も、重症者の患者のために、夜も寝ずに仕事を頑張っているということも忘れてはいけません。不適正利用者が多いと、頑張っている意味を見出せず、職業を辞めてしまう人もいます。
救急医療が何のために存在するのかを改めて考えて、救急車の適正利用をしましょう。