【医師エッセイ】我が母校 金沢医科大学と石川県の思い出
■いい記憶と嫌な記憶の処理の仕方
人間というのは、うまくできているようです。嫌な記憶は覚えていないと生命に関わるため覚えてはいますが、段々とそれも薄らいでいくそうです。ある研究では、記憶力がいい人はいいことも悪いことも覚えている。悪いことを覚えているというのはデメリットが多いとしています。
医師になるには記憶力がよくなければなれません。みなさんもそういう意味ではデメリットが多いのではないでしょうか?
さて、我が母校金沢医科大学の想い出です。陽だまり・たんぽぽ・菜の花。想像に温度はないはずなのに、思い浮かべるだけで胸のあたりがほかほかとしてくる気がします。
私は医学生そして研修医を過ごした能登の春が好きです。小さな滝や、どこまでも広がる草原、そよ風や陽の光を想像します。今でも不安や緊張の夜は能登の春を思い浮かべる。そうすると不思議と胸が少しだけ楽になるのです。
■能登の冬にあった思い出
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