iPhoneのカレンダーの空白期間を検証してみた
iPhoneのカレンダーで1582年10月4日から10月15日に飛ぶのは、グレゴリオ暦の導入によるものです。この飛びが起こった背景には、ユリウス暦からグレゴリオ暦への改暦があります。以下で、その理由と経緯を詳しく解説します。
1. ユリウス暦の問題
グレゴリオ暦が導入される前、ローマ帝国で使われていたのはユリウス暦です。これは紀元前45年にユリウス・カエサルによって導入されたもので、1年を365.25日とする計算に基づき、4年ごとに閏年を設ける仕組みでした。しかし、実際の地球の公転周期は約365.2422日であり、ユリウス暦では1年あたり約11分ほどのズレが生じていました。
このわずかなズレが長期間にわたって蓄積されると、季節や祝祭日が暦と合わなくなり、特に春分の日がだんだんとずれてしまう問題が深刻化しました。カトリック教会にとって春分の日は重要で、イースターの日取りを決める基準となっていたため、このズレを修正する必要がありました。
2. グレゴリオ暦の導入
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