![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/95132887/rectangle_large_type_2_62ee8430df689db825b9097cfd201f7c.jpeg?width=1200)
バイオリンを習うようになったきっかけ
僕は今までにマスタークラスなどの短期間の先生を抜かすと5人のバイオリンの先生に習ってきた。初めての先生は僕の幼稚園の友達のお母さんだった。そのお母さんの娘はバイオリンを3歳から習っていて、1日6時間くらい練習していた。5歳にしてすでにとても上手だった。うちに遊びにきたときにバイオリンを持ってきて弾いてくれた。お母さんはとても感激して、すぐに僕にもバイオリンを習って欲しいと思ったらしい。そのお友達のお母さんはとっても元気でエネルギッシュな人で僕のお母さんはこんな人が先生だったら楽しいし、元気をもらえるなと思って、その場でうちの子にバイオリンを教えてと言った。そのお母さんは即答でいいわよ、でもやめるという選択肢はないという覚悟でやってねと明るく言った。お母さんはその強気な返事を聞いて、ますますいいと思ったらしい。
レッスンはいつも幼稚園の帰りにその友達と一緒に先生の家に行った。最初はリズムに合わせて、歌いながら手で輪を作る練習をした。それが1ヶ月ほど続き僕の5歳の誕生日を迎えて、初めてバイオリンに触ることが許された。僕はやっと触れてとても嬉しかった。今思うとこの方法は良かったと思う。なぜならなかなか触らせてもらえないことでバイオリンをやりたい気持ちが高まったからだ。自分もいつか教える側になったらこの方法を取り入れたい。
先生の娘は毎日6時間練習していたのでそれに比べて僕の練習は毎日一時間だけでとても短いと思っていた。基準が高いと普通の基準も上がる。この方法も良いと思う。
レッスンが終わるといつもおやつを食べて遊び、お母さんと先生も楽しそうにおしゃべりして気づくと暗くなっていた。
温泉好きの先生の家族は3週間に一回温泉旅行に行っていた。なので、その友達はいつも温泉の硫黄の匂いがした。お母さんはこの家族がいつも元気いっぱいな謎が解けたと言い、そのうち僕たちも参加するようになり、バイオリンを持って、バイオリン温泉合宿となった。楽しい思い出だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1673127606073-yU3vxKZ8de.jpg?width=1200)