低気圧
「ピピピッ」「ピピピッ」「ピピピッ」
朝、目覚まし時計が鳴るも、なかなか起き上がることができない。大雨による低気圧が原因だ。確かに目は覚めている。
しかし、体がだるくて起き上がるのが難しいのだ。起きなきゃ…起きられない…起きなきゃ…起きられない…3分ほどの葛藤の末、ようやく起き上がることができた。
朝、スッキリと起きるのは、苦手な方だと思う。しかも、どちらかというと、ロングスリーパーだから、夜遅く寝ているというわけでもない。
晴れた日の朝は、まだいい。
太陽の光が、優しく照らしてくれて、自然と目が覚めるのを手伝ってくれるから。気温もちょうど良い暖かさになることが多くて、体も自然と起きやすくなる。
けど、雨の日や曇りはどうか。
全然、起きられない。
不思議だ。太陽の光ひとつで、こんなにも朝の時間が変わるなんて。
「ピピピッ」「ピピピッ」「ピピピッ」
寝過ごし防止に設定した、目覚まし時計のスヌーズが鳴り響く。
「あぁ…さすがにとめなきゃ」
もう一度、目覚まし時計をとめて、起き上がる。カーテンを少し開け、窓に目をやると、どんよりとした空に、雨は、飽きもせず降り続けていた。
左側の片頭痛に悩まされながらも、昨日、部屋干しした洗濯物を取り込むために、リビングへと向かった。
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