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無人レジの副次的効果
ゆとりを持った豊かな社会、理想的ですよね。
無人レジに、その可能性を感じました。
最近、コンビニ、スーパー、八百屋、UNIQLO、無印良品など、多くの店舗で無人レジが導入されています。
導入前と後とで、店員さんが少なくなったのでもちろんですが、それ以外に、大きな変化を感じています。それは、定員さん、お客さん側双方の対人ストレスが減ったことです。
具体的にいえば、無駄に丁寧な接客をしなくなったことです。
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これらの言葉は、お客さんを見て自然にでてくるなら良いものの、多くがマニュアル化されたものでした。
マニュアル化された言葉を並べ立てられても、お客さんの多くは、あ、丁寧だな、なんて感じません。
また、接客する側も、無駄に声を出さなければならず、声が枯れてしまいます。
さらに、急いでいるお客さんからすれば、丁寧な接客よりもスピードを重視したいところ。
私はせっかちなところがあるので、「私だったら1分で会計終わらせられるのにー」と思うこともしばしば。ついつい店員さんにも、早口で急いでいますアピールをしてしまいます。
つまり、誰も得をしない、いっぱいいっぱいの状態を作り出しているのです。
でも、無人レジだと、こういった対人ストレスがなくなります!ストレスがなくなるだけで、店員さん、お客さん、双方にゆとりが生まれます。
ここまでが、有人レジとの違いですが、最近、さらにある変化に気づきました。
それは、店員さん達が、無人レジで困っている人はないか?気にするようになったことです。
変な言い方ですが、接客がマニュアル化されない分、それぞれの言葉で声をかけている様子を目にします。
むしろ、接客の有り難みを感じることが増えたのです。
有人レジがなくなったのに、人を感じる、なんだか不思議だなーと思い、この記事を書いてみました。