マイノリティー
私の考え方、価値観はマイノリティーで、誰にも理解してもらえない辛さや孤独を、ずっと感じていた。
先日、3年ぶりくらいに再会した友人が、びっくりするくらい、自分と同じような人生を歩んでいて、似たような考え方、価値観を持っていた。
こんなにも自分と分かり合える人が現れたことが、言葉にできないくらい嬉しかった。
色々な話をした中で、1番衝撃を受けた言葉、私を救ってくれた言葉がある。
「自分はマイノリティーであることに誇りを持っている。マジョリティーであれば、マジョリティーの人生しか送れない。俺たちは変わってるかもしれないけど、だからこそ、頭一つ抜けたビックな存在になる可能性を秘めている。だから、自分はマイノリティーであることを誇りに思う」
多くの人は、常に何か悩みを抱え、誰かの悪口、会社への不平不満、愚痴、文句を口にする。
経済的な心配、人間関係の悩み、自分ではない何者かに振り回されながら生きている。
それを批判するわけでも、それが悪い訳でもない。
元々私はマジョリティーだったが、色々な考え方に触れる中で、マイノリティーに変わっていった。
この過程で何度も、普通に戻りたい、元の自分に戻りたいと思ったし、孤独で苦しい時期もあった。
変化には苦痛が伴い、マイノリティーには、誰にも理解されない孤独や苦しさがある。
だから、わざわざマイノリティーになる必要はない。
ただ自分がどういう人生を送りたいかと考えた時に、そういうネガティブなものから解放されて、平和に穏やかに、悩みのない、物心両面で満たされた人生を選びたい。
ということは、マイノリティーになるしかない。
成功哲学や自己啓発の類の本を読み漁った時期があるが、本当の意味で成功している人、本当の意味で幸せに生きている人は、やはり皆、普通ではない。
気にしていないつもりだったけれど、ちょっと変わった子、浮いている存在として生きていた自分を救ってくれた言葉だった。