大山礼子著『日本の国会』岩波新書から学ぶ政治学~憲法と制定当時の国会法において想定された立法のあり方について~
はじめに この記事は大山礼子著『日本の国会』岩波新書、2011年の内容を自分なりにまとめたものです。レポート作成の際に、参考資料としてご利用ください。
●憲法と制定当時の国会法において想定された立法のあり方 1947年に施行された日本国憲法は、国家権力を、立法権(国会)、行政権(内閣)、司法権(裁判所)の三つに分け、三権の抑制と均衡によって権力の濫用を防ぎ、国民の権利と自由を保障せんとする三権分立と呼ばれる体制を取った。ここで国会は、「国権の最高機関であつて、国の唯一の立