【#12】食っちゃ寝
今日もゲストハウスの庭に、バリ島のチャナンが供えられ、一日が始まった。
特に予定を入れておらず、ミーゴレンを朝食に自炊し、バリ島の次の地「ジョグ・ジャカルタ」へ向かうための計画や予約をした。
お昼ご飯は、またイブ・オカの「バビグリン(豚の丸焼きのごちそう)」を食べたくなり、Grab Bikeで連れて行ってもらった。イブ・オカはウブドだけで3店舗展開するほどの繁盛店だ。相変わらずハーブとスパイシーな味付けが癖になる。バリ島は観光業と同じくらい農業も盛んで、おそらくここで収穫されたであろうお米も美味しい。タイ米のようなぱさついた感じではなく、日本米との中間といった水分量で、どちらかというと我々に馴染みのあるお米に近い。
その後、ダラダラと今後の計画を立てたりYoutubeを見ていると、夜になった。「今はまだ足を捻挫して本格的に歩けないから、その分美味しいご飯を食べよう」と、素直に食べたいといえば良いところを回りくどく自分の脳みそに説得し、一番贅沢なビーフステーキを食べることに決定した。
ビーフステーキ300gは、僕が食べたステーキ史上一番美味しかった。圧倒的ボリューム感、柔らかさと肉食ってる感のバランス、揚げ焼きにしたポテト、バルサミコ酢で和えた野菜、ステーキソースの全てが絶妙なハーモニーを奏でていた。2600円くらいだったが、もし日本で食べたら(食べたことはないけど)1万円は下らないだろう。
バリ・ヒンドゥー教はインドと同じように牛肉を食べてはいけないんだろうか。「僧侶以外の普通の人は食べる」と書いてあるブログもあったので、もしかすると地元の人も来るのかもしれない。
家に戻ると、日本語を話せるワヤンさんとお会いしSelamat Malam(こんばんは)。
家族のお寺のことや、バリ島のお葬式、寺のお祭りについてビデオや写真を見せて頂きながら教えていただいた。バリ島の各家庭には立派なお寺があり、お祭りやお葬式、結婚式などで村の人が集まったりするそうだ。綺羅びやかで豪華なバリ島の文化は、人と人を強く結びつけていて、それでいて観光客にも寛容だからすごい。成人したときに歯を削る儀式には驚いた。他にもたくさん教えていただいたから、また別の記事で改めてまとめてみようと思う。
追伸:旅のはじめの方の記録も、徐々に書いていこうと思います。待っててください。