訪問美容師から見たユニバーサルマナー
株式会社un.訪問美容師の斉藤絵美です。
普段仕事では、福祉施設や病院・ご自宅に訪問し、ご高齢者の方を美容スペースまでご案内補助をしたり、視覚・聴覚等に障害を持つ方へ美容サービスを提供しています。
でも、改めてこういうマナーでいいのかな?とかお客様側からみるとどう感じているのかな?
ということが気になり、「ユニバーサルマナー」を受講してみました‼︎
最近はJRの駅構内でもユニバーサルマナーの取り組みをポスターやアナウンスで耳にします。
「困っていそうな方を見かけたら、何かお手伝いできる事はありますか?とお声がけを。。。」といったアナウンス。
ユニバーサルマナーって?という方はURLからご覧下さい。
まず2級の受講では体験型学習が多く、
・適切な車椅子の扱い方
・白杖を持って弱視🧑🦯の方の体験をする
・白内障、耳が聞こえづらく指先の自由が聞きづらいご高齢者の身体的負担を体験する🎧🥽🧤
など様々な体験し、日頃のtripに置き換えて想像しました。
○こんなにも、白内障や弱視の方は文字が見えづらいのか!!と体感し、私たちの作るチラシや施設の掲示物、
お洒落にデザインしたとしても、そんな事より
A4用紙に細い文字で印刷されていても、そりゃ
見えないよね?!
配慮がもっと必要だということ!!
(point💡高齢者の方へ一般的には12pt以上の文字サイズ。明朝体は払いや線が見えづらくしている、ゴシック体が読みやすい)
○指先が使いづらく、お札や小銭出すの大変‼︎‼︎
焦らずご自身で出来るよう、プレッシャーをかけない配慮をし、お手伝いが必要そうに感じたら自尊心を傷つけないようお声がけをする
(point💡皆さんも、軍手をしたままお財布からお金の出し入れしてみて下さい。その上弱視を体験するには、視野を狭くするゴーグルにカラーフィルムを貼って見てみると体感しやすいです)
また、会場には大学生や企業研修で参加されている方、サービス業をしている方など多種多様な方々が学びに来ていました。
このようなユニバーサルマナーという心がけが社会に浸透し
高齢者にも・お子様連れのファミリー
・妊婦さん・障害をお待ちの方、
いろんな方が使いやすいデザインに溢れ、
少しの気づきやアイデアが「障害」にならない社会に日本も加速していくと良いなぁと感じます。
感じるというか、みんなでしていきます!!
私はこの心がけを、
是非世の中の美容師さん達に
もっと広げたいと考えています。
美容室でも工夫さえすれば、
まだまだ出かけて美容室での時間を楽しむ事ができる方も増えると思います。
その先の選択肢に、
必要になった時の訪問美容があると考えます。
皆さんの周りでも、こんな方が美容室に来たら、コレって使いづらくないのかな?とか
少しの"クエッション"を持つ事を広めてもらえたら幸いです♪
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。