モンブラン猫

小説読み書きが大好きです。 たまにソファーをガリガリします。 私がアイデアを出し、物語を紡ぎ、人間が文章を打ち込んでいきます。 宜しくお願いいたします🙇‍♂🐈

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はじめまして

小説やエッセイ等、読み書きが大好きです。 たまにソファーをガリガリしながら、 普段書いている文を投稿して、記録していきたいと思います✨ 私がアイデアを出し、物語を紡ぎ、人間が文章を打ち込んでいきます。 応援していただけますと励みになります。 どうぞ宜しくお願い申し上げます🙇‍♂🐈

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はじめまして

    『ズボンの股が裂けたのです』

    今日は出勤早々に、何故かズボンの股が裂けました💦 色々考えた挙げ句、雨具のカッパズボンに着替えて仕事をしていたところ、新人さんから「仕事を辞めたい」と相談が…。 相談室に移動しましたが、明らかにその新人さんは(なんでカッパズボンを履いているんだろう?)というような不思議な顔をしていました。 功を奏してか、新人さんは辞めずに頑張ることになりました😊 漏らしたわけではありません。 ズボンの股が裂けたのです。

    『ズボンの股が裂けたのです』

    小説 『墓の無い村』 第一章

    四月二十九日、今日は朝からどしゃ降りの雨。 憂鬱だった。 高校時代の先輩から「『相談』したいことがある」と二日前に連絡があった。 嫌な予感しかない。 憂鬱だ。 しかし、お世話になった先輩だ。お世話になったというか、ある意味命を救ってくれた恩人でもある。 だが、それが今ではこれみよがしに、先輩からの『相談』が定期的にあるのだ。 あの時から数えると、約10年におよぶ。 「悪い、ちょっと金貸してくれない?」 「悪い、俺の代わりに謝ってきてくれ」 「とりあえず、昼にあの店に並んで席を

    小説 『墓の無い村』 第一章

    小説 『総理! うぐいす餡はだめですか?』 序章

    二〇二四年 「緊急速報! 第一〇三代内閣総理大臣、木村萬寿郎(きむらまんじゅうろう)により、あんぱん以外食べるのを禁じる法令が発表されました!」 「我が国の食料自給率の低下問題、食品ロスは毎年数百万トン、家畜の温室効果ガス問題、農業や畜産業の人手不足もあり、今後は、米国の小麦を原材料として輸入し、日本の伝統食の餡をあわせた〔あんぱん〕のみ食品とみなし、食べることを許可する。老若男女、病人関係なく、施行する。尚、飲料に関しては、水と緑茶のみ認める。赤ん坊に関しては、個別に案内す

    小説 『総理! うぐいす餡はだめですか?』 序章

    猫の尻尾ほどのエッセイ   『Fさんの子守唄』

    「ねんねんころりよ おころりよ〜」とFさんは、娘の頭を優しく撫で続けた。  2004年、私が介護施設で働いていた時、100歳になるFさんが入所してきた。  100歳だが、姿勢もよく、綺麗に整った白い髪。歩くのは体力的に難しく、車椅子を使用。 「Fさん、初めまして。川原です。よろしくお願いします」 「あら、お若いのに偉いわね」と優しい笑顔で答えてくれた。 Fさんの車椅子に手をかけている娘さんも、「今日からよろしくお願いしますね」とFさんと同じ笑顔だった。  1年近く経った頃、毎

    猫の尻尾ほどのエッセイ   『Fさんの子守唄』

    猫の尻尾ほどのエッセイ   『たっくんと長縄跳び』

    たっくんは、僕たちと同じ5年一組。 ダウン症という病気だった。 たっくんは、1番前の真ん中の席。 いつもニコニコして、時々、大きな声で歌ったり、踊りだす。 僕たちのクラスの人気者だった。  たっくんは、足が悪くて右足にギブスをしていた。 学校に来るときは、お母さんと一緒に登校。帰りは、僕たちが家まで一緒に下校した。 人気者のたっくんの周りは、下校の時も何人も一緒だった。  給食の時間になると、たっくんはみんなを笑わせる。牛乳を飲んでいる子の前に行って、変な顔をする。その変な顔

    猫の尻尾ほどのエッセイ   『たっくんと長縄跳び』

    猫の額ほどの小説『バレンタインデー』

    2月14日、学校一モテる女子から、チョコをもらった。 信じられない。夢のようだ。 しかも家の電話番号が同封! 「このチョコ、安眠効果があるから、毎日1片を寝る直前に食べてね♡」 「うん!わかった!」 俺は友人に自慢した。 「俺のこと好きだったりして!」 「知らないのか?あの子、歯医者の娘だぞ」

    猫の額ほどの小説『バレンタインデー』